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中学生「父は夜遅くまで働くのは家族の生活を守るためと言っていたが、家族の一員である父の生活は全く守られていなかった」

netgeek 2017年3月20日
 

15歳の中学生の女の子が朝日新聞に投稿した文章が大きな反響を得ている。日本の労働環境はもっと根本から見直すべきではないだろうか。

「なぜ父はこんなに会社にいるの?」

出典:https://twitter.com/CybershotTad/status/843770167570059264

「家族のために必死で働いている」というといかにも美談のように聞こえるが、その捉え方は間違っているのかもしれない。そもそも人はなぜ働くのだろうか。

とりわけ日本人はいつの間にか労働の本質を見失って企業の奴隷と化している。外国人からすれば日本人は驚くほど勤勉で責任感が強いらしい。電通のあの事件はまさしく労働者が真面目すぎるがゆえに起きた。

中学生の視点で捉えた父親の働き方に対する意見は社会人の常識を打ち砕き、大切なものを思い起こさせてくれる。もうとっくに労働時間が生産性に比例する時代は終わったのに日本では未だに長時間労働が良しとされる風潮がある。

ここでニューヨークタイムズの強烈な報道を見てほしい。

思い当たる節がありすぎて悲しい。とりわけ日本企業にはプロの経営者がおらず、経営の失敗が現場レベルの社員に全て押し付けられる。弱い立場の人間に全てしわ寄せがいくというわけだ。

その結果が長時間労働や合理性のない精神論だったりする。

ではどこをどう改善すればいいのか。参考になるのは厚切りジェイソンの言葉だ。

アメリカで生まれ育ち、IT企業の役員を務める厚切りジェイソンは非常に合理的な考えで日本のおかしな労働制度をぶった斬る。netgeekでは過去に何度も厚切りジェイソンの興味深い意見を取り上げているので時間があるときに是非とも以下の記事を読んでみてほしい。

参考:厚切りジェイソン「仕事を効率悪くやる人にご褒美をあげる残業制度がある限り日本企業はグローバルで勝てない」←正論すぎると話題に

参考:厚切りジェイソンが部下の遅刻に悩む上司に名回答!「遅刻は業務に支障なければ叱らなくてOK。日本人は始業時間だけ厳しくて終業時間にはルーズでおかしいよ」

参考:厚切りジェイソン「日本企業は新卒の使い方が下手。大学で学んだ知識を有効活用させないのは大問題」

参考:厚切りジェイソン「日本は人事評価の基準がおかしい。すごく燃費の悪い車が1km走り切ったところで何でみんなで祝うんですか」

参考:厚切りジェイソン「嫌なことがあったときはその場ですぐに冷静に嫌だと伝えると楽に生きられる。日本人は我慢しすぎ」

参考:厚切りジェイソン「履歴書手書きってバカかよ!アメリカでは聞いたことねーよ!」←よくぞ言ってくれたと大絶賛

日本には労働改革が必要だ。労働の成果をしっかりと測定し、報酬に直結させる。成果主義の導入がもっと図られるべきだろう。中学生に父親の健康を心配させる社会などあってはならない。

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