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麻生太郎の「マスコミより部下を信じる」に坂上忍がいちゃもんをつける

netgeek 2017年8月7日
 

8月4日放送のテレビ番組「バイキング(フジテレビ)」にて司会の坂上忍が麻生太郎氏の発言を真っ向から否定し批判する場面がみられた。

問題の動画。

番組ではまず、森友学園問題で新たに入手できた音声データについて麻生太郎氏の意見をVTRで流す。麻生太郎氏は「部下よりもマスコミの取材が正しいと思ったことはないので部下を信じる」という趣旨のコメントを行った。麻生太郎氏は都議選の際も「マスコミは間違いだらけ。自分が書かれている当事者なのでよく分かる。だから他の人についても間違いだらけなのだろうと思う」と批判をしたことがある。

参考:麻生太郎のメディア批判に猛反発したひるおび、握手拒否事件を捏造してしまい自滅

要するにメデイアは信用できないということなのだろう。外野よりも組織内部の当事者の話のほうを信じるというのはある意味当たり前のことかもしれない。

しかしバイキングでは坂上忍が麻生太郎氏に噛み付く。

坂上忍「僕が非常に気になったのは、部下のことを信じるっているのは上司としては綺麗な言葉遣いになるかもしれないけど、そもそもマスコミを信じないってさあ…。マスコミが暴いて僕らが知れて安倍政権に対しても疑問を持てる。これは当たり前のこと、いいことであってそれを否定されると…。僕はちょっとイラッと来てます」

坂上忍はメデイアに出演する者としてもっと謙虚にマスコミがどうして信用されなくなったのかを自問したほうがいい。森友学園問題、加計学園問題ではマスコミが事実よりも安倍政権バッシングを優先させ偏向報道を行いまくった。視聴者はすでにその事実に気づいており、抗議の声を高めている真っ最中だ。それにもかかわらずメディアが絶対的な正義だという前提で話す坂上忍は間違っている。

ここで麻生太郎氏が誤報の被害を受けた騒動として2つの事例を挙げておきたい。

(1)麻生太郎の「(豊田真由子議員は)あれ女性ですよ女性」が女性差別だと炎上するも意味が分からない

(2)麻生太郎の暴言疑惑「90歳になっていつまで生きてるつもりだよ」の真実

まず一つ目は「このハゲー!」で炎上した豊田真由子衆院議員について麻生太郎氏が「あれ女性ですよ女性」と発言したことがなぜか女性差別だとマスコミに批判された騒動。麻生太郎氏は実はこの後に「(記事は)男と書き間違えているんじゃないか」と言っており、記事の間違いを正すのが発言の趣旨ということが明白だったが、マスコミはこの部分をカットして差別発言だと報じた。そもそもどう悪意をもって解釈しても目くじらを立てるほどの差別発言ではないと思うが…。

二つ目は「90歳にもなって老後が心配って言っている人がいて、いつまで生きているつもりだよと思った」という発言が叩かれた一件。これはただの笑いを取るための漫談で「この話はよくしてたけど、ついには自分も高齢者になってしまった」というオチもあるもの。会場の高齢者も大笑いしていたジョークなのにマスコミは不適切発言だと騒ぎ立てた。

このような偏向報道で風評被害を被ってきた麻生太郎氏からすればもはやマスコミは絶対に信用できないわけで、部下のほうを信じるというのも納得がいく。

だが、あろうことか坂上忍はこのような経緯を踏まえないで文句を言い放った。

非はマスコミ側にあるのだから自省して信用されるマスコミになるよう努力しないと互いの溝は埋まらない。今最もイラッとしているのは視聴者だ。

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