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椎木里佳「長時間労働を強いる電通は昭和脳。私の会社のほうが先進的」

netgeek 2016年10月13日
 

女子高生社長として有名になり、現在は慶應義塾大学文学部の学生となった株式会社AMFの椎木里佳ちゃんが電通の悪しき文化について言及している。内容は、旧来の働き方を否定するものでもっと先進的なワークスタイルを導入すべきと提言するものだ。

椎木里佳社長の会社では細かな規則はなし。とにかく結果さえ出せばいい。

もちろん「業務内容が違うから実現できる働き方も違う」という反論も予想されるだろう。だが、実際に電通で働いていた人たちの証言を探ると、どうも長時間労働の原因は非効率な仕事の進め方にあったように思える。そしてその働き方は大して優秀でもない管理職が下に求める構造にあった。まさしく椎木里佳ちゃんが表現した通り昭和脳を持つおじさん・おばさん連中が原因なのだ。

▼株式会社AMF(資本金1,000万円)の椎木里佳社長。まだ18歳。

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学生は往々にして企業ブランドと年収の高さに惹かれて会社を選んでしまう。日本を代表する大手広告代理店の電通が劣悪な労働環境を提供していたと知れ渡った今、学生は働くのが恐いと捉えてしまうに違いない。本来素晴らしいプロダクトを世に送り出す仕事に夢をもてないというのは残念な状況だ。

また、続いて椎木里佳ちゃんはこの他にも炎上騒ぎになった資生堂のCMにも物申す。

参考:資生堂のCM「25歳からは女の子じゃない」に苦情が殺到して放送中止に。これは資生堂が可哀想

どんなものにもケチをつける人はいるだろう。過剰に顧客の声を気にする日本企業はそのしわ寄せを従業員に押し付ける。本当は無視すべき意見も取り入れてしまい、過剰サービスに陥るからブラックな環境が出来上がるのだ。

▼ネットで支持されている風刺画。どんなことをしても文句を言う人はいるのでみんなを納得させるのは難しい。

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対応が困難なこれらの問題に対する一つの答えとしては、事前に定めたターゲット層からの意見は取り入れ、ターゲット以外からの声は無視するというものがある。企業はあくまで事前に決めておいたターゲット層の最大公約数的なニーズを満たすような製品をつくっておき、その後のヒアリングやアンケート、口コミでうまく満足を提供できたかどうかを図るのだ。

資生堂の例でいえば、化粧ブランド「インテグレート」のCMの狙いは25歳という女の子から大人の女性に変わる層をターゲットにしたものであったから、30代あたりから「年を取ったら女の子扱いされないというのは不快」というクレームがきても軽く受け流して取り合わないべきだった。

事実、資生堂が放送中止を決めたCMには「何も悪くないのに…」「普通の内容だと思う」などと多くの同情の声があがっている。従業員が熱心に仕事をすることは必ずしも企業の業績に直結しない。電通の昭和脳の老害たちは仕事の成果を重視する若き起業家の意見を素直に受け入れるべきであろう。

最後に、海外企業と日本企業を比較する画像を並べてこの記事を終わりたい。

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途中に出てきた椅子がないオフィスはキヤノン電子で、社長の鶴の一声で椅子が撤廃された。会議ですら立って仕事をすることで無駄な動きが省けたのだという。社長はゆったりと椅子に座って満足気に語った。

あわせて読みたい→堀江貴文「よく言われる『日本も海外の短い労働時間を見習うべき』という主張にはヤバイ落とし穴がある」

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