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「うじゃうじゃ来るなタダ飯乞食どもが」 吉野家バイトがSoftBankユーザーにブチ切れ

netgeek 2016年10月9日
 

SoftBankがユーザーに対して吉野家の牛丼並盛りの無料クーポンを配ったことが吉野家で働くバイトたちの怒りを買っている。通常営業が困難になるほどできた行列は労働環境を著しく悪化させた。

前回の記事:吉野家で2時間並んで380円得する。世界よこれが日本のSoftBankユーザーだ!

「乞食がウジャウジャ」「吉野家終わりだな」 これが吉野家でバイトする者たちの悲痛な叫びだ!

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その日、2ちゃんねるの吉野家バイトスレは恐ろしいほどに荒れ、騒ぎは翌日にまで波及した。吉野家としては気軽にSoftBankと提携したものの、想定以上の客が殺到する予想外な事態となったのだろう。そのしわ寄せは他の牛丼チェーン店と比べてホワイトな環境で働いていた吉野家バイト達に一気にきた。

2ちゃんねるではとにかく「SoftBankのクーポン客が殺到するのは迷惑でしかない」と書かれており、早くもこのキャンペーンが失敗だったということを暗示している。10月は毎週金曜日が無料になるとすでに告知してしまった以上、あと3回はソフバンユーザーのラッシュがある。

▼店舗によっては2時間待ちだったという情報も。普段、ここまで行列ができることはまずないので、調理が間に合わなさそう。

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本来、吉野家の牛丼を愛し、美味しいものを提供したいという思いで働いているバイトたちは心身ともに疲弊してしまった。質の悪い客がつくとはまさにこのことだろう。牛丼チェーン店の中では美味しさ優先で価格を高めに設定していた吉野家は味がいいとリピーターに評価される店だった。

それがSoftBankの利用者たちはとにかくタダ飯で得したいからという理由で通常380円の牛丼を求めて大群で押し寄せた。バイトたちが匿名掲示板で愚痴をこぼしたくなるのも分かる。

今回のキャンペーン、実は誰も得していない気がする。

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・常連客:異常に混んでいるので不満に感じて他店にいく

・タダ券客:得しているように錯覚して実質的に時給190円の仕事をしている

・従業員:時給は変わらないのに普段の数倍働かされる。中にはもう辞める決意をした者も…。

・SoftBank:インチキ商売をしているとネットで叩かれる

ウィン・ウィンの関係が前提にあるはずのビジネスがまさかのルーズ・ルーズになっているという状況。あえて言うなら貧乏な日本国民をうまく利用した孫正義が得したというところか。ちなみに牛丼はツユが肉に染み込んでいなくて不味かったらしい。

▼吉野家の株価。騒動があった7日(金曜日)にだだ下がり。

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▼ソフトバンクの株価。やはり7日に下がっている。

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SoftBankのスーパーフライデーキャンペーンは今後も31アイスクリーム(11月)、ミスタードーナツ(12月)などで継続していく予定で、まだまだ社会現象を起こすだろう。今回吐かれた暴言、「タダ飯乞食」という言葉はやけに語呂がよく、流行語大賞を狙えると思う。

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