【衝撃】VWの不正ステマを告発した伏木悦郎氏、日本自動車ジャーナリスト協会を除名になる
netgeek 2016年4月4日
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まずは前回の流れから確認しておきたい。伏木氏はフォルクスワーゲンの目の敵であるスズキのネガティブレポートを書くように依頼され、自動車ライターの間で不正が蔓延っていることに警鐘を鳴らした。
以前の記事:【衝撃】フォルクスワーゲンはスズキのネガティブな「逆ステマ」を超高額で依頼している。フリーライターが怒りの告発
この衝撃的な暴露は自動車好きの間たちですぐに話題になり、すでに不自然な記事を連発しスズキの逆ステマ(ステルスマーケティング)に手を染めている人物がいると実名があがった。確かに遡ってブログなどの論評を読み返せばお金を貰って書いているとしか思えないものがたくさん見つかる。そもそも一部では以前から「主張がおかしくて怪しい」「信用できない」という指摘がなされていた。
さてその後の2016年3月28日、伏木悦郎氏は日本自動車ジャーナリスト協会を除名になったという衝撃的な事実を明かした。
除名理由については「SNSでの発言が協会の品位を損ねた」というもので何か作為的なものを感じる。真っ当に考えれば業界の不正を暴いた伏木悦郎氏の発言はむしろ表彰されるべきものなのに、なぜ処分されないといけないのか。
その後のツイートを追ってみていこう。
▼真っ黒な疑惑がある理事会のメンバーを公開。※正しくは日下部保雄会長。後のツイートで訂正した。
▼不正に手を染めていた人物とは一体誰のことだろうか…。噂されるあの人か…。
▼冒頭にもある通り逆ステマの報酬は莫大なものだった。金に目が眩んで真実を伝えるジャーナリズムを忘れてしまうのも無理はないかもしれない。いつの世も権力は腐敗するものなのだ。
▼ジャーナリストは誘惑に負けて一線を越えてはならないともっともな指摘。
▼フォルクスワーゲンがライターを囲っていた繋がりの証拠について。
▼ここまで暴露してしまって大丈夫なのだろうか。
▼これ以上の話は月額864円のメルマガ「クルマの心」で。あまりオープンにしすぎないほうがいいかもしれない。
一連の伏木悦郎氏の暴露を受けてネット上では早くも一体誰が黒なのか調査が始まっている。企業が自社製品を宣伝するためにステマを行ってバレた事例はマクドナルドやSONYなど枚挙に暇がないが、ライバル社のネガティブキャンペーンを行って逆ステマするというのは珍しい。訴訟リスクも伴うことから、よほどのことでなければ上からゴーサインが出ないはずだ。
健全な競争を妨げ、消費者の利益を損なうビジネスのあり方は断じて許すべきではない。
日本自動車ジャーナリスト協会を除名処分になってまで戦い続け、真のジャーナリズムを貫く伏木悦郎氏に敬意を表したい。