【速報】東京都五輪ロゴにデザインをパクられた「Plug&See」が驚きの声明文を発表
netgeek 2015年10月13日
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「&TOKYO」のロゴと「Plug&See」のロゴは色形、&をモチーフにしたところなどがかなり似ている。
もちろん偶然似ただけという可能性もあるが、佐野研二郎氏の悪質なパクリ行為が矢継ぎ早に見つかった後だけになんともタイミングが悪い。しかも、デザインを担当したのは佐野研二郎氏と同じ多摩美術大学で教授を務め、コネで仕事を請け負ったと指摘されている永井一史氏だ。
前回の五輪エンブレムのときにはパクられた側のベルギーリエージュ劇場はエンブレムの使用停止を求めて世界最強の弁護士をつけて訴訟に踏み切ると宣言した。さて、今回はどうなるのだろう。
10/12、「Plug&See」はTwitterにてこのような驚きの文章を公開した。
参考:https://twitter.com/PlugandSee/status/653586989409783809
真っ先に「東京都に譲渡」「金銭的な援助」という文字が目に飛び込んでくる。一体どういうことなのだろう。「Plug&See」は何をしようとしているのか。
その目論見はHPを見てすぐ分かった。「Plug&See」はロゴの権利を主張しない代わりに寄付してほしいと主張してきたのだ。
ウェブサイトの左側には「&TOKYO」のロゴが併記されており、寄付の使用用途は「東京進出のため」と説明されている。ブランドイメージを損なわないよう訴訟には踏み切らず、波風立たない善意の寄付を募るとはなんとも商売上手ではないか。
1億3千万円もかけた「&TOKYO」ロゴ。これで問題は一つ消えた。しかし、ニュージーランド弁護士事務所の「JONES&CO」のほうはまだ未解決のままだ。
参考:1億3000万円かけたオリンピック東京都ロゴ、全く同じものをニュージーランドの弁護士事務所が使っているのが見つかって終了
こちらは「Plug&See」よりも合致度が高く、というよりももはや完全に同じロゴマークでかなりまずい状況。相手は法律のプロだけに何らかの法的なアクションを起こしてくる線が濃厚だ。
この火種について、舛添知事は「似たようなデザインがあっても&は普遍的な記号で、五輪エンブレムのときとは全く違う話。商標権を申請中だから問題ない」と話す。
期限を2週間延期して類似したロゴがないか調査していたのに、見つけられなかった落ち度には触れずじまい。1億3千万円かけたロゴは果たして無事このまま使うことができるのだろうか。ニュージーランド弁護士事務所JONES&COの動きを注視していきたい。
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