1兆3500億円の赤字を見込む東京五輪、小池百合子がとんでもないことを言い始める
netgeek 2018年8月23日
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収入4,500億円に対し、費用1兆8,000億円。大赤字が予定される2020東京五輪について、小池百合子都知事が妙なことを言い始めた。
「個人の資産を寄付しろ」
まったくもって非現実的な提案で呆れてしまう。赤字額は1兆3,500億円にもなるわけで、個人の寄付でどうにかなる規模ではないのだ。そうではなく抜本的にやり方を変えてコストカットを図る、収入を増やす新たな施策を考えるなどしないと焼け石に水。
netgeek編集部も東京都に住む都民だが、こんなことを言われても全く寄付する気持ちにはならない。佐野研二郎のエンブレムパクリ・コネ問題、五輪招致賄賂事件、交通費すら出ないボランティア募集、熱中症対策にサマータイムなど、問題ばかり起きている。
小池百合子都知事がもっとリーダーシップを発揮していかないといけないのに、熱中症対策として濡れタオルを首に巻いたり、打ち水をPRしたりとやっていることが小物すぎる。
挙句の果てに「個人の資産もご協力をお願いする」とおかしなことを言い始めた。
ここで2012年の猪瀬直樹元都知事の投稿を見てみよう。
誤解する人がいるので言う。2020東京五輪は神宮の国立競技場を改築するがほとんど40年前の五輪施設をそのまま使うので世界一カネのかからない五輪なのです。
— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) July 27, 2012
東京五輪を招致した張本人が「世界一金のかからないオリンピック」だと豪語していた。しかし話は恐ろしい方向に転がっている。当初、東京五輪招致委員会は建設関連費用を3,831億円と見積もってたのに最新の情報だと1兆3,500億円はかかるという試算が出ている。
費用が3倍以上に膨らんだこの状態で、どこが世界一金のかからないオリンピックなのか。
庶民に寄付を要求する小池百合子都知事、まずはお手本として自分の資産から寄付してほしい。
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