「獣医学部新設を全国に」はついカッとなって言った失言?バンキシャのスクープに捏造疑惑
netgeek 2017年6月26日
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バンキシャの放送。
「あまりにも批判が続くから、頭に来て 言ったんだ」#バンキシャ の報道が世間を騒がせているようだが
この動画を確認しても安倍首相ご本人の肉声ではない
周辺に語ったとのことだが
さも本人が語ったかのように静止画像を切り貼りして
拡散している方を見掛けた
大丈夫だろうか? pic.twitter.com/5bJqNJPYOk— 齊藤隆夫 (@saitoutakao523) 2017年6月25日
バンキシャはまず安倍総理の発言を紹介する。「まずは1校だけに限定して特区を認めました。しかし、こうした中途半端な妥協が結果として国民的な疑念を招く一因となりました。地域に関係なく、2校でも3校でも意欲のあるところにはどんどん獣医学部の新設を認めていく」
そしてこの後にナレーションで「獣医学部の新設を認めると安倍総理。しかし周辺に語ったところによると『あまりにも批判が続くから頭にきて言ったんだ』」と追加情報を加える。さらに「ただ、なぜ加計学園だったのか説明を求める声は未だおさまっていない」と言葉を続けた。
▼バンキシャだけが報じたスクープ、肝心な部分は安倍総理の肉声ではなく、又聞きした噂を文字起こししただけ。右上には「深く反省 首相」と書き加え印象操作。
▼VTRが終わると、スタジオには悪意あるフリップが…。加計学園とは無関係な豊田真由子議員の写真まで使っている。
さて改めて安倍総理の会見を見ると、事前に原稿が用意され、正式な記者会見の場でゆっくりと落ち着いて話していることが分かる。それゆえ「頭にきて言った」というのは語弊があるだろう。もしこの発言が関係者の間で本当にあったのだとすればそれは「批判が続くから頭にきて言ってやった!これからは利権団体を相手に容赦しないで戦う!」という勇猛果敢な宣言だったと考えるほうが自然だろう。
それにもかかわらずバンキシャは不自然な解釈をして印象操作を行い、視聴者を騙す報道を行った。マスメディアにあるべき公平公正な姿勢が全くないことは明らかだ。
放送を見た三宅雪子議員はまんまと騙されて、話を大げさな方向に持っていっている。
安倍さんの「特区を全国」で嘘ではなく、「あまり批判されるからついかっとなって言った」(バンキシャより)でした。恐いですね。今後、ついかっとなって「解散」ついかっとなって「海外派兵」ついかっとなって「先制攻撃」ついかっとなって「国交断絶」・・・
— 三宅 (石田) 雪子(国民投票を知ろう) (@miyake_yukiko35) June 25, 2017
曲がりなりにも影響力がある政治家なのだからインチキ報道を鵜呑みにして不正確な情報を流すのはやめてほしい。
そもそもバンキシャは民進党・玉木雄一郎議員とズブズブの関係にある広報番組とバレたばかり。
参考:日テレ・バンキシャが玉木雄一郎疑惑を報じずに安倍バッシング→裏の癒着構造が明らかに
バンキシャを制作するのはアックスオン代表取締役会長の渡辺弘氏(元日本テレビ取締役専務執行役員)で、その妻である渡辺満子氏は玉木雄一郎議員の遠縁。さらに秘書も務めており、ここから仕入れた情報を番組にも使っていると考えられる。
バンキシャが、玉木雄一郎議員の父親が獣医師会の副会長を務めているという利権問題に触れずに都合のいい部分だけ放送するのは卑怯だ。行政のあり方を歪めたのは獣医師会から100万円の献金を受け取って動いた玉木雄一郎議員なのになぜ見ないふりをするのか。
今回、安倍総理が獣医学部新設を全国で認めると宣言したのは獣医師会に対する宣戦布告だ。これまではプロジェクトがうまく進むよう既存団体の要望に合わせ調整を行ってきたが、もう容赦しないということなのだろう。
そして玉木雄一郎議員を通じて獣医師会サイドの味方になったバンキシャはこの安倍総理の宣言を「ついカッとなって言ってしまった」という見せ方をしてあたかも誤りだったかのように報じた。
正式に発表したのだから獣医学部の新設が全国で認められるようになるのは間違いない。バンキシャのスクープ報道は安倍総理に対してかなり悪意があるもので捏造と呼ぶにふさわしいものだった。
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