「私日本人でよかった」のポスター、日本人じゃなかった
netgeek 2017年5月9日
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何か政治的な意図が込められていなければいいのだが…。「私日本人でよかった」と日本の良さを宣伝するポスターが実は中国人モデルを使っていたことが分かった。
現在話題なのは愛国心が強すぎてちょっと腰が引けてしまうこちらのポスター。
出典:https://twitter.com/hanenohaetashra/status/857606205216141312
ポスターの下部には日本の国旗とともに「誇りを胸に日の丸を掲げよう」というキャッチフレーズが書かれている。そもそも何を宣伝しているのか、そして制作者すらもが不透明で不気味にも思えるポスターだ。
話はここでは終わらない。このポスターのモデルは実は中国人ということが判明したのだ。
写真素材サイトgettyimagesで元の写真が見つかった。
gettyimagesの「Beauty shot of a young woman」では、写真について詳細が書かれている。この写真はカメラマンLane Oateyさんが北京で撮影したものでキーワードには「中国人」「20代」「東アジア」などと登録されている。
値段は3万5千円とけっこう高め。情報を集約するとモデルの人物は北京近くに住んでいる中国人の20代女性。それがどこをどう間違ったのか日本人として扱われることになった。
単なるケアレスミスならいいのだが、何か政治的な意図が込められていないかと心配になる。
政治的な話題に敏感な一部の有志はこのポスターについて詳しく調査中。モデルの女性もまさか異国の地でこんな使われ方がされるとは思ってもみなかっただろう。
▼なお、この写真は美容系の広告でよく使われている。
▼綺麗な顔の写真とあって人気が高いようだ。
過去には似たような騒動が起きたこともあった。
(1)自由社「日本人の歴史教科書」の表紙、映っているのは実はタイの土産物の仏像だった。
(2)最も美しいドイツ・アーリア人の赤ちゃんとして選ばれた子が後にユダヤ人であることが分かった。
歴史は繰り返す。まさかの事件は意外と何度も起きるものだ。
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