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【炎上】コロワイド蔵人金男会長が社内報で「アホ社員共、生殺与奪権は私が握っている」

netgeek 2017年2月25日
 

株式会社コロワイド(東証一部上場)が社内報にて社員をこき下ろす挨拶を披露していたことが分かった。内部告発があり、現在ネット上で拡散されている。

コロワイドの驚くべき挨拶を見てほしい。

文章内に出てくるレインズインターナショナルは牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、土間土間などを経営する会社で、2012年にコロワイドに買収された。コロワイドの蔵人金男(くろうどかねお)会長は日頃からレインズ社員の挨拶がないことを不満に思い、「生殺与奪権は私が握っている」「アホ共」「馬鹿」などと罵詈雑言を並べている。

文面には自分が嫌われていると書かれていることから、おそらく内部の権力争いや方針の違いから人間関係がギクシャクしているのだろう。怒った蔵人金男会長がクビをちらつかせて言うことを聞かせようとしているというわけだ。

だが、当然ながらこの社内報は炎上する。

北朝鮮もびっくりするぐらいの独裁者ではないか。蔵人金男会長(59)は日本大学藤沢高等学校を卒業後に山本商事(現コロワイド)に入社した叩き上げの人物。飲食店経営者にありがちな精神論が大好きなタイプのように感じられる。

だからこそ社風の違う会社の社員と反りが合わないのだろう。買収したはいいが、内部の人間関係を調整するのは難しい。

コロワイドは言わずと知れた有名店舗を経営している。

▼実はかっぱ寿司も傘下にあり。カラオケ、ステーキ、イタリアンと多角化を図る。ちなみにフレッシュネスバーガーもコロワイド傘下。

▼経営店一覧。やきとりセンターもコロワイド。

▼積極的に買収を仕掛けてここまで増えた。

財務面を見ると買収戦略が功を奏し、売上が急成長している。営業利益、当期純利益もしっかり出せていることから買収した後の経営改善がうまいのではないかと予想される。

直近5年の株価推移を見ても非常に順調という印象。綺麗な右肩上がりだ。

このように戦略面と財務面はばっちりなのに、蔵人金男会長の余計な一言のせいで炎上する羽目になってしまった。炎上の余波は大きく、株価も下げている。

コロワイドは炎上騒動を受けて「独特の言い回しのため本来の意図が伝わらなかった」として社内報の全文を公開した。しかし、全文を見ると他にも「鬼の存在」「パワーと意識が希薄な無能な善人達ヨ」「お馬鹿と利口を分ける格差社会」「現実が見えないアホ」など辛辣な言葉が飛び交っており、公開は逆効果であったように思える。

蔵人金男会長は周囲からの批判の声に反して自分の主張が本当に正しいと思っているのだろう。

渡邉美樹をトップとするワタミはブラック企業騒動で炎上し、消費者から敬遠されたことで業績を大きく落とした。金正恩の親戚のような名前の金男会長、企業の生殺与奪権は顧客が握っているということを理解する必要がある。

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