堀江貴文&西村ひろゆき「キュレーションメディアはこれから反社会的に儲かる」
netgeek 2017年2月5日
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メルマガ読者からの質問。「DeNAのキュレーションメディアが炎上しましたが、切り口を変えればまだまだ可能性があると思っています」
「例えばコンビニの新商品を扱うキュレーションメディア、スマホゲームに特化したキュレーションメディア。上記のような例で、世の中のニーズはまだあると思われますか?」
この質問に対し、堀江貴文氏は「あるかもしれませんね」と短く回答。回答の真意がひろゆき氏との会話の中で掘り下げられていく。
堀江貴文「最近さあ、けんすう(古川健介)が炎上してるって聞いたんだけど」
西村ひろゆき「あぁ、nanapiですか。nanapiもキュレーションをやってて、そんなに有名じゃないうちにKDDIに売って逃げ切ったと思いきや、やっぱりバレて炎上した。炎上のきっかけつくったのがうちの彼女なんですけど(笑)」
※ひろゆき氏が言う「うちの彼女」とは結婚した植木由佳さんのこと。
堀江貴文「なんだったんだっけそれ?」
西村ひろゆき「うちの彼女がnanapiで書いてて、ライター名を本名で書いてたんですけど、それが『nanapi編集部』に変えられてたんですよ。それは著作権的にどうなの?って質問して、けんすうって創業者が答えた。けどnanapiの人として答えていないのが潔くないって思われた。そんな炎上の仕方をしてもめたみたいです」
堀江貴文「うん」
西村ひろゆき「キュレーションメディア自体はいくらでもあると思うんですけど、KDDIとかDeNAがやってるから叩かれたわけで、例えばFC2がキュレーションメディアやったら超叩かれてもそのまま続けると思うんですよね」
堀江貴文「ははは(笑)」
西村ひろゆき「日本企業のブランドが大事な会社だから炎上したわけで、海外の気にしない会社がやり始めたら何のダメージも与えられないままになる」
堀江貴文「反社会的勢力みたいな人たちがやりそうだよね。オレオレ詐欺みたいな」
西村ひろゆき「儲かることは確定しているわけじゃないですか。DeNAが何億円儲かりましたって数字として出てるわけだから。じゃあ俺やるわって人が…」
堀江貴文「まぁ、FC2とか。俺、FC2の中の人も知ってるからさ。最初からそんな感じだったよあの会社は」
西村ひろゆき「まぁまぁ…(笑)」
※FC2は高橋理洋氏が弟の高橋人文氏と経営しているアメリカ籍の会社。経営の実態は大阪の株式会社ホームページシステム(足立真社長)にあるとバレてしまった。海外の会社ということで著作権まわりを攻められなかったのが、実質的に日本の会社ということが明らかになったのは業界に大きな影響を与えた。
参考1:謎の会社FC2について調べた結果、社長は日本人だった!兄の高橋理洋氏と弟の高橋人文がアメリカで経営
参考2:謎の会社FC2の社長の素顔が流出!!これがホリエモンを超えた億万長者、高橋理洋社長だ!
西村ひろゆき「だから悪いことしても金稼ぎたいって人には超参考になると思いますよ」
堀江貴文「絶対そういうやついると思うよ。そういうの気にしない奴ら」
現状では、DeNAがあれほど炎上したにもかかわらず、Naverまとめは批判を無視している状態。そして中小、ベンチャー企業が運営するキュレーションメディアも相変わらず同じ運営を続けているように見える。このままグレーゾーンを突っ走る会社が勝つのだろうか、それともグレーはいつか黒と言われてしまうのか。
動画はこちら。
DeNAなどが撤退し、今後は大手がレピュテーションリスクを恐れて参入しにくくなったというのは確かに追い風かもしれない。ここで周囲の目を気にしない行動力のある者が儲かる仕組みを整えるのだろう。やり方は従来通り、クラウドソーシングサイトで集めた安価なライターを使う方法で問題なさそうだ。
ただし、一方で、直近ではGoogleがキュレーションメディア対策に本腰を入れたというニュースもある。
参考:【速報】Google検索がWELQアップデート。キュレーションサイト終了へ
もともとDeNAのキュレーションメディア群は徹底したリライトと長文で検索上位をかっさらっており、WELQ騒動のときは「粗末なコンテンツにGoogleが敗北した」とも言われた。それが今回、Googleがアルゴリズムのアップデートを行ったことでキュレーションメディアの記事の作り方は通用しなくなったかもしれない。
もしかすると、ひろゆき氏が例に出した「DeNAが数億円儲けた」という事例は参考にならない恐れもあるわけだ。結局のところ、儲かるかどうかは実際にやってみないと分からないというところか。
キュレーションメディアを対象とした今回のGoogle検索のアップデート。どの呼び方がしっくりくる?
— netgeek (@netgeek_0915) February 4, 2017
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