難病をカミングアウトした民進党の原口一博氏、安倍総理からの励ましメッセージを病室に貼る
netgeek 2016年12月21日
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原口一博氏は12月10日、自身の入院の報告にあわせて難病をカミングアウトした。
もう1つ正直にご報告することがあります。難病です。先日、検査の結果が出て私が骨の難病であることが正式に診断されました。遺伝性難病です。幸い子ども達には遺伝していないのですが母から私達、兄妹に遺伝した難病です。 https://t.co/aSRhiIGzP3
— 原口 一博 (@kharaguchi) December 10, 2016
遺伝性の難病で治療は困難。政治家として仕事に集中したいという思いをもちつつも、一方で入院しなければならないという状況に非常に悔しい思いをしたという。原口一博氏はTwitterにて、涙を流しながら一生懸命生きると決意したと語った。
▼原口一博氏(57)。東京大学文学部卒。元総務大臣。
とにかく周囲からの評判や支持率を気にする政治家は病気になったことを隠そうとする者も多い。しかし、原口一博氏は正直にカミングアウトし、病気と戦いながら正々堂々仕事を続けると表明した。
そんな原口一博氏に対し、安倍総理はFacebookにて優しい言葉をかけた。
▼民進党という敵に対しても気遣いを忘れない安倍総理。この懐の深さはさすが一国のトップ。
▼これに感銘を受けた原口一博氏は安倍総理からのメッセージを印刷し、病室に貼った。なんて泣けるエピソードなんだ…。
安倍総理からいただいたメッセージを病室に貼りました。難病と闘う同じ仲間。病院スタッフも党派を超えたエールに自分たちの仕事も気にかけてもらっているようで嬉しいと。本当にありがたい事です。天井を眺めるだけの日々、それでもたくさんの人と勇気を共有することができます。 pic.twitter.com/gyE90C9RFR
— 原口 一博 (@kharaguchi) 2016年12月11日
病院のベッドに横たわり、天井を眺めるだけの毎日。遺伝性の病気という超えることのできない壁が目の前に立ちふさがる中、安倍総理の言葉は原口一博氏の気持ちを強く奮い立たせた。
その後、原口一博氏のもとには続々とメッセージが届いた。
(1)佐賀県山口知事から手書きのメッセージ。原口一博氏は佐賀1区選出だった。
(2)小池百合子都知事。立場は違えど、義理堅い行動に涙が出そうになる。
@kharaguchi ご体調不良の件、お見舞い申し上げます。くれぐれもお大事に。ご快癒をお祈りいたします。小池。
— 小池百合子 (@ecoyuri) 2016年12月10日
政治家といえどもその前に一人の人間。あくせくと仕事をこなす中で見失いがちな大切なものの原点を見せてもらった気がする。
原口一博氏はお礼を言い、周囲からも温かい言葉が集まった。
皆さま、おはようございます。自身の難病と闘う事を昨日、公表させていただきました。安倍総理や小池知事からも励ましのお言葉を賜わりました。そして全国からも。申し訳なく苦しい闘病ですが光や愛を皆さまから賜わり幸せ者です。難病と闘う皆様と手を繋ぎ頑張ります。どうぞよろしくお願いします。
— 原口 一博 (@kharaguchi) December 10, 2016
佐賀県知事の山口さんからも難病闘病へ励ましのメッセージをいただきました。ありがとうございます。東京オリ・パラの2年後、佐賀国体です。リ=再び・ハビリス=自分らしさ。自分らしく生きれる、自分らしさを取り戻せる地域そして日本。難病がある人日本のもない人にも暖かい社会を創りましよう。 pic.twitter.com/S1TK4Lgm19
— 原口 一博 (@kharaguchi) 2016年12月12日
人の言葉は不思議なものだ。形はないのに物凄いエネルギーを秘めており、ときに大きな原動力となる。政治家としての敵味方関係なく、いち早くメッセージを送った安倍総理、そしてそれを印刷して病室に貼った原口一博氏。両者には感銘を受けた。
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