日経新聞「そんなの関税ねえ!そんなの関税ねえ!はいTPP!というダジャレがインターネットの中で人気です」←え
netgeek 2016年11月24日
|
日経新聞が掲載したコラムに不可解な一文があったと話題になっている。実はけっこう古いコラムで当時炎上したのだが、ドナルド・トランプ大統領誕生でTPPが危うくなっているこのタイミングで改めて紹介しておきたい。
みんなが首を傾げた記事はこちら。
小島よしおの「そんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!はいオッパッピー!」をもじってTPPバージョンに変えている。非常にうまいネタに感じられるのだが、問題は「インターネットで出回っている」という部分。あたかも流行しているかのように書かれた表現に違和感を覚える。
一体どこで出回っているというのか。調べてみた。
▼このネタの出処は2011年11月9日に匿名掲示板2ちゃんねるのVIPに立てられた1つのスレだった。
▼スレ立てから2日後、日経新聞が記事にした。
▼そして日経新聞の記事はテレビでも紹介された。
おそらく日経新聞の記者はまとめブログか2ちゃんねるで、このよく出来たネタを目にし、是非コラムで紹介しようと思ったのだろう。日経新聞が2ちゃんねるからネタを仕入れているというのは滑稽にも思える。
もう5年前の記事にもかかわらず、「そんなの関税ねえ!はいTPP!」はいつまで経っても話題にされ続けるのでこの記事で出処は2ちゃんねるということを記しておきたい。
しかし、それにしてもこのネタを考えついたスレ主には相当なセンスを感じるのに日経新聞が記事にした途端につまらなく感じられたのが不思議。
原因は「出回っている」と流行っていると錯覚させるように書いたことか、それとも日経新聞の堅いブランドイメージにあるのか。ドナルド・トランプ氏はTPPから離脱すると意思を表明した。日本はどうするのだろう。
Comments (2)