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ワタミ「名前隠し作戦で業績回復した♪」 わたみん家を「三代目鳥メロ」、坐和民を「ミライザカ」にネームロンダリングしてボロ儲け

netgeek 2016年11月16日
 

渡邉美樹の宗教を彷彿とさせるブラック企業ということが有名になってすっかり嫌われ者となったワタミ。その後、名前隠しという手法で業績を回復させている。

「売上が2倍になった」とウキウキで語るのは清水邦晃社長。

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ワタミは自身のブランド価値がすっかりマイナスになってしまったということを捉え、信頼を取り戻すのではなく、ネームロンダリングすることで業績回復を目指していた。「ワタミ」「和民」と名の入った店舗は現在、別の店名がつけられているのだ。

事例を2つ挙げよう。

(1)「和民」「坐・和民」という看板を掲げていた店舗は「ミライザカ」に変更。爆発的な成長を見せた。

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(2)「わたみん家」は「三代目鳥メロ」に変更。こちらも急速にシェアを伸ばしている。

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悪評が広まった結果、自社の名前を隠してしまうというのはインチキな経営であることは間違いない。ただそれでも業績は順調に回復に向かっており、黒字化の目処も立ってきた。過去5年の株価を分析すれば、ネームロンダリングした店舗が軌道に乗り始めたあたりで株価が上がり始めている。

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ここで2014年のnetgeekの記事「その飲食店、隠れワタミだよ。知らないのか?」からワタミの数年前の計画を振り返っておきたい。

ワタミは堂々とネームロンダリングを図ることを目標として掲げていた。

▼「和民・わたみん家が9割超なので新業態の比率を増やす」 ※新業態というのはネームロンダリングした新店舗のこと

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▼和民と名の付かない新店舗に力を入れる計画だった。この戦略がうまくいったというわけだ。

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▼ワタミの店舗一覧。隠れワタミは驚くほど多いことが分かる。

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これでは普段ワタミを敬遠している人でも知らず知らずのうちに利用してしまう。実際にネット上では「GOHANってワタミだったの!?」「うわあ、フライデーズよく行ってた」という声が聞かれた。

しかし、それにしても三代目鳥メロというのは何もかもがパクリな気がする。

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三代目J Soul Brothersと鳥貴族を組み合わせたネーミングのように思えるのは気のせいだろうか。清水社長は否定したが、目をそらしているのが怪しい。白々しい作り笑顔も胡散臭い。

▼こちらは坐和民で出されて炎上した「太刀魚のカルパッチョ」。この店が今はミライザカにネームロンダリングされたのだ。

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ワタミは何ら信頼回復に努めることなく、名前を変えて顧客を騙すという一時しのぎの方法をとった。時間の経過とともに隠れワタミということが知れ渡れば業績は再び落ちるだろう。

ネームロンダリングするというのはビジネスの世界のみならず、政治でも芸能界でもよく使われる手法だ。しかし、それにしても今回、清水社長がテレビに出演したのは明らかに間違いだった。隠れワタミを自らばらしてどうする。

あわせて読みたい2014年の記事→【速報】ワタミが上場後初の赤字に転落!帳簿はレッド、経営はブラック、社員の顔色はブルーで完全終了

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