【炎上】グッドデザイン審査委員長の深澤直人、2013年もセルフ受賞でグッドデザイン金賞をGET
netgeek 2015年9月24日
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多摩美術大学で学科長・教授を務め、同時にグッドデザイン賞の審査委員長も兼任するデザイナーの深澤直人氏が、前回発覚した2014年のセルフ受賞に続いて2013年もグッドデザイン賞を受賞していたことが分かった。
前回の記事:【炎上】グッドデザイン賞・審査委員長の深澤直人(多摩美)、自分で応募して自分で受賞した疑い
まず前提を確認。2013年の審査委員長は深澤直人氏だった。グッドデザイン賞を決める最高責任者としてトップに立っている。
さすがは数々の名作を生み出した深澤直人氏とあってこの人選に異論はない。しかし、深澤直人氏に落ち度があったのはコンプライアンスや倫理観、利益相反という観点を考慮しきれていなかった点だ。
ここから驚きの真実が明らかになる。こちらの椅子、「HIROSHIMA」は金賞を受賞した作品だ。
株式会社マルニ木工が発売する椅子で、丸みを帯びた美しいデザインであるうえに折りたたみなので使い勝手がよさそう。シンプルな中に無駄のない使いやすさが窺えるデザインだ。
だが、この椅子をデザインした人物を調べると、なんと有限会社フカサワデザイン、つまり深澤直人氏ではないか!審査委員長が受賞してどうするんだ!!!
グッドデザインの公式HPによると担当審査委員は、五十嵐久枝(ユニット長)、橋田規子、 服部滋樹、吉田龍太郎の4名で深澤直人氏は直接の審査には関わっていないという。ただ、実質的に上の立場で権限を握る「上司」ともいえる人物の作品を落選させるのは相当難しい。社会人であれば容易に想像できるだろう。
しかも、前回報じた2014年の受賞もマルニ木工(深澤直人デザイン)だったことから両者には癒着が疑われる。
これでは審査委員長という立場を利用して不正なビジネスに手を染めていたのではないかと不審に思われても何ら不思議ではない。佐野研二郎氏の五輪エンブレム騒動のときは、「日本のデザイン業界は実力よりもコネのほうが大事になる」と関係者が密やかにぼやいていた。
またグッドデザイン賞については「単なる金儲けのために作られた賞」「金で買える」「モンドセレクションと同じ」「信用してはいけない」という指摘が多くなされている。
今一度賞の権威を取り戻すためには、審査を健全な状態に戻し規律を引き締める必要があるのではないだろうか。
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