「今日こそはいい写真を撮ってやるぜ」と張り切っている12人のカメラマンたち
netgeek 2015年7月17日
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カメラマンは釣り人と同じで待つのが仕事。たった数秒の一瞬を撮影するために自然に溶け込み、ずっとシャッターボタンに指をかけて延々とカメラを睨み続けるのだ。
1.「今日は天気もいいし、いい写真が撮れると思うよ。長年の勘で分かる。きっと近くにいる気がするんだ」
「このカメラは見ての通り超高性能だから望遠機能もばっちり。ターゲットがどこに現れてもチャンスを逃さないよ」
2.普段よく見かける野良猫が散歩する風景を狙っているおじさん。
「今日はなかなか来ないなぁ…。どこ行っちゃったんだろ…」
3.「もう帰ろうか?俺疲れちゃったよ」
「カメラって意外と重いから肩こるんだよ。この体勢もしんどいし。もう諦めよう」
4.「おー!シマウマの群れだ!お目当てのヒョウが狩りに来るはずだぜ。へへへ…」
ヒョウ「…」
5.「獣の匂いがする。一流のカメラマンにだけ分かる特有の匂いだ」
「もうすぐとっておきの光景が見られるよHAHAHA」
6.「!?」
「そこにいたのか。ワシの帽子を食べようとしておる…」
7.「さぁーて、ママが帰って来ないうちに済ませるとするか。よーしいい子だ」
「母親が目を離すなんて、こんなチャンスめったにないからな。今のうちにいっぱい撮っておこう…」
8.「またお前か」
「それやめてって言っただろ。近ければいいってもんじゃないんだぜ。それに俺が撮りたいのはお前じゃない。目立ちたがり屋もいい加減にしろ」
9.「うひゃー!」
「まぁ、その猫ちゃん、あなたと2ショット撮りたいんだって」「うひゃー!」
10.「どこからともなく足音が聞こえる…」
「しかし、姿が見えない。おかしい…そんなはずはないのに…」
11.クマ「おっ、今日の昼飯発見」
カメラマン「全然来ねえな。本当に来ねえな」
12.「今日も出会えなかったなぁ」
ひょっこり。