映画「風立ちぬ」に出てくるファンタジーな飛行機は実在するものだったことが判明
netgeek 2015年2月23日
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映画「風立ちぬ」で印象的だったものといえば主人公の夢の中に出てくる人物「カプロニ」が乗る超巨大飛行機だ。実はあの飛行機は宮崎駿が作り出した架空のものではなく、実在する飛行機だったということが明らかになった。
こちらが「風立ちぬ」に出てきた超巨大飛行機。あまりにもかっこ良すぎるデザインだ。
映画の中では度々出てきたものの、こんな飛行機が作られていたなんて話は聞いたことも見たこともない。
しかしこの写真をみてほしい。実在したカプロニ Ca.60だ!!!宮崎駿は実物をアニメの中で忠実に再現していたのだ。
映画の中に登場したままの姿で水辺に浮かぶこの「カプロニCa.60」。つくられたのは約90年も前のこと。
この飛行機は飛行実験において60フィート(約18メートル)の高さを数分飛んだだけで、あえなく落下してしまった。
幸いパイロットは無事だったものの、幻の機体となってしまったというわけだ。
ちなみにポスターにも描かれたあの飛行機も実在するもの。
羽の形が特徴的で、映画の中でも重要な意味を担う飛行機だ。
こちらは「九試単座戦闘機」というモデルで、有名な「ゼロ戦」へと繋がる飛行機。
世界の水準を上回る性能を国産機で初めて生み出すことができた記念すべきモデルでもある。
宮崎駿監督の父は飛行機の部品製造を生業としていたので、もともと飛行機に思い入れがあったのかもしれない。
風立ちぬを見る際には出てくる飛行機の数々に注目してみると新しい発見があるかもしれない。