職場の窓に現れた猫は「雨なので入れてほしい」と訴えた
netgeek 2021年4月9日ある日の夜、職場の窓際に野良猫が現れて中に入れてほしいと騒いでいた。
雨で大変みたい。
約1ヶ月前の雨の日のこと、ケイさんはオフィスにいるときに猫の鳴き声を聞いた。声がするほうに行くと1匹の野良猫が中に入れてほしいと必死に訴えかけている。
すぐにルームメイトのローレン・キームさんに連絡し、助けに来るよう求めた。
「雨が降ってとても寒かったのでその夜は助けてあげないといけないと思いました」
ローレン・キーム「職場で他のルームメイトとともにケイと会い、猫を家に連れて帰りました。まずはお風呂に入れて、猫が部屋の中を探索している間、私達は床に座っていました」
猫は非常に痩せているうえに脱水症状なうえに空腹で厳しい状態にあった。ボウルいっぱいの食べ物をあげると数分で食べ尽くす狼に豹変した。
毛布をかけられ、膝の上で丸くなる猫を見ながらレスキューに連絡すべきかを話し合った。
ローレン・キーム「猫は私の膝に入り込んで眠りました。そのときこの猫は私のものなのだという思いが芽生えました。猫が私を選んでくれたのだと思います」
会社のCEOがチャックという名前だったことから、猫にもチャックという名前をつけた。
獣医ではチャックは1〜3歳と推定され、マイクロチップはないことが分かった。咬傷による感染が原因とみられる膿瘍を前足に発見し、また、後ろ足は折れているので切断する必要があった。
獣医の説明によるとチャックは長いころ骨折したまま生きてきたので切断することで生活の質が向上するという。診断の間、チャックはチャンピオンのように落ち着いており、非常に助かった。
ローレン・キーム「手術後は3本足で生活に順応しています。私たちがチャックを見つけたときよりも素早く動き回っています」
チャックが周囲の人を癒やし続ける中で本当の個性が浮かび上がってきた。チャックにはパーソナルスペースというものがなく、人間と密着していたいようだ。よくローレンさんの首に乗るのはできるだけ顔に近づいていたいからだろうか。
ローレン・キーム「チャックはとてもリラックスした性格をもっています。好きなことはただのんびりとすることです。チャックは私を信頼していると示し、私に愛を示してくれます。とても可愛いです」
チャックが家に来てからローレンさんの生活は変わった。目覚ましの音でチャックのご飯タイムとなり、寝るときはチャックがくっついている。あのとき助けを求めたチャックは自らの勇気ある行動で幸せになった。