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大きな耳の子猫は人間の助けを借りて変身した

netgeek 2021年4月9日
 

野良猫として生きてきた小さな子猫は人間に保護されてから幸せになり、人生を大きく変えた。

親がいないまま1人ぼっちで生きているようだ。

ある日、小川の近くを歩いているとオレンジ色の子猫が走っていくのが見えた。目で追うと岩のほうに隠れてしまった。子猫を放っておくことはできないと考え、ソーシャルメディアに投稿して助言を求めた。

動物専門の看護師からなるボランティア団体BestFriends Felinesは投稿を目にしてから現場に駆けつけ、子猫を捕まえることに成功した。

念のためにその日の夜と翌日も捜索したが、兄弟は見つからず子猫は一人ぼっちなようだった。

体は骨と皮だけでノミがたくさんついている。詳しく調べたところ、生後6週間(推定)で体重225グラム、栄養失調の状態にあった。

「子猫は1人で怯えており、お腹を空かせていました」

やけに耳だけ大きいその子猫にはムファサという名前がつけられた。1人の看護師が24時間体制で世話をするために家に連れ帰り、懸命にご飯を食べさせた。

ムファサは人間の近くにいたいと主張し、二度と一人ぼっちになりたくないようだった。周囲の環境が安全だと理解してからはひたすら愛情を求めた。ずっと近くにいるひっつき虫となり、ハグやなでなでを望んだ。

丁寧な世話のかいあって体重は順調に増えていった。まだまだ長い道のりではあるものの、ムファサには力強い精神があった。

そろそろ社交性を身につける時期ということで別の猫、ナラとキアラと出会わせたところ、すぐに仲良くなった。

一緒に遊び、仲良く寄り添って昼寝するのが日課だ。

ムファサの体重は590グラムとほぼ3倍になり、年齢にあわせた理想体重にほぼ追いついた。

「助骨や背骨が目立たなくなりました」

家の中を3匹で探検し毎日が楽しそうだ。同じ年頃の友達がいてよかった。

「ムファサは遊ぶことと寄り添うことが大好きです」

オレンジ色の体はよく目立ち、眺めているだけで癒やされる。

保護プログラムとしては順調に進んでいるので予防接種を受けた後に養子縁組の募集ができるだろう。



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