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絶対に「新型コロナウイルス」と表現しない組織の事情

netgeek 2020年3月2日
 

中国・武漢を中心に感染被害が広がっている新型コロナウイルスについて、あえてこの名称を使わない組織が見つかった。

誰もが事情を察した。

参考:新型ウイルスの感染拡大防止への対応について

話がややこしくなるからか、それとも同類と思われたくないからか。あろうことか、この「天然温泉コロナの湯」はコロナウイルスと同じ名前が使われており、少なからず風評被害が生まれていそう。

もちろんコロナウイルスがたくさんある温泉ではないということは誰しもが理解しうるのだが、それでも敬遠する人はいるだろう。

ここで「そもそもコロナとは何なのか?」について確認しておきたい。

コロナは太陽の周りに見える自由電子の散乱光のことを指す言葉だ。そういえば学校の授業で習ったという人も多いだろう。コロナウイルスについては電子顕微鏡で見たときの粒子の形状がコロナに似ていることからそのように名付けられたというのが語源だ。

株式会社コロナワールドが経営する複合型娯楽施設のコロナワールドにあるコロナの湯。良くも悪くもこの騒動を逆手に取って知名度を上げるチャンスかもしれない。

なお、コロナワールドのHPのほうには入場制限のお知らせが掲載されており、そちらでは「新型コロナウイルス」と明記されている。

呼び方の違いは担当者の違いから来ているということだろうか。なんとも解決し難い悲運に見舞われてしまったコロナの湯、近隣の人は是非とも贔屓にしてあげてほしい。

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