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偏屈なスティーブ・ジョブズと26年間一緒に仕事をしたエド・キャットムルが教える「頑固な相手を納得させる方法」

netgeek 2014年6月5日
 

apple社を創業して時価総額世界一にまで成長させたカリスマ経営者のスティーブ・ジョブズは相当に完璧主義で頑固な人物だったと言われている。それだけに一緒に働くスタッフは大変な思いをすることが多く、apple社がまだ世界的な企業でなかった頃には「もうあいつとは仕事をしたくない」と多数の人間が不満を漏らすほどだった。

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そんな一緒に仕事をする上では大変気むずかしいジョブズと26年間に渡って仕事をしてきたPixar、ディズニーのエド・キャットムルが「頑固な相手を納得させる方法」について語っている。興味深い内容なので海外サイトBusineeInsiderから翻訳して紹介しよう。

参考:Steve Jobs Taught This Man How To Win Arguments With Really Stubborn People
http://www.businessinsider.com/how-to-argue-with-a-steve-jobs-type-2014-6

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あなたは今までに頑固な人に出会って困ったことがあるだろうか?Pixarの共同設立者でウォルト・ディズニーの社長であるエド・キャットムルがこの悩みに対して役立つ知恵を共有している。

彼はこれまで26年間、Pixarのもう一人の共同設立者であり、凄まじく頑固なジョブズと仕事をしてきた。ジョブズは一度、キャットムルにこう言ったことがある。「自分の意見に同意しない頑固な人には理解するまでひたすら説明することだ」。キャットムルはそれ以来、仕事上での会話を熱い議論に発展させることなく済ますスタイルを身につけた。

キャットムルはジョブズについてこう語る。

「スティーブ・ジョブズとの26年間で、大声で議論したことはありません。もともと私がそういう性格というのもありますが、私たちはよくお互いが納得出来ないことについて話し合いました。私よりもジョブズのほうが頭の回転が早かったので、私が何か言うとジョブズはすぐに論破するのです。それから1週間考えてジョブズを呼び出し、反論するとまたすぐにジョズズは私を論破します。そしてまた1週間が経ち…ということが何ヶ月も続きました。この後、最終的に3つのパターンに分かれます。ジョブズが『分かった。君が正しいよ』と言ってそれで終わりのケース。私がジョブズのほうが正しいと認めるケース。最後がどちらもコンセンサスに至らないケースです。このうなるとジョブズは自由にやらせてくれてもう何も言ってきません」。

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一つの論点に対して数ヶ月にも渡って話し合うことがあったとは驚きだ。普通の人なら諦めるか、怒って怒鳴りつけてしまうところだが、そうならなかったのはキャットムルの人徳のなすところなのだろう。頑固な相手でも信念をもって誠実に説明を繰り返せば納得させられる余地があるということで、頑固な相手とは早く仕事を終わらせるというよりは長期戦を覚悟して仕事をするほうが案外、近道だったりするのかもしれない。

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