後ろ足の麻痺で歩けない猫、最愛のママに出会った
netgeek 2019年5月1日
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足が麻痺していることで母親から捨てられた子猫。地域のレスキューグループに保護されてから愛を取り戻すまでの話。
その子猫は生後3週間でアラスカにて発見された。
もともと母親はきちんと世話をしていたのだが、子猫の後ろ足が不自由だと知って困惑して仲間外れにしたようだった。
アラスカでレスキューチームの一員として働くシャロン・バスナーさんはこう語る。
「私達は保護グループに連絡し、ハーパーの子育てを遂行できる親を探しました」
ハーパーはハンディキャップをものともしない元気な精神をもっており、ひとまずは安心だった。
しかし麻痺のせいで自力ではご飯が食べられないという弱点も発覚する。ボランティアスタッフは数週間に渡って2〜3時間ごとにご飯を食べさせていた。
「レントゲンをとったところ、見えないところの損傷はすでに回復していました。獣医はつまり、足が動かないのは生まれつきの障害なのだと理解しました」
ハーパーは好奇心旺盛で何のにおいでもすぐにかぎたがる。スタッフはハーパーにたくさんのおもちゃを与え、親がいない寂しさを紛らわせようとした。だがハーパーの欲求は満たされず、もっとおもちゃを欲しがる。
「ハーパーには同じような動物が必要だと考えました」
そこで心優しい犬のシンダーにハーパーを引き合わせてみることにする。
シンダーはハーパーに会うと足を折り曲げて体勢を低くし、紳士的に振る舞った。ハーパーは足の間に入ってゴロゴロと喉を鳴らし始めた。
どうやらハーパーはシンダーの近くは安全で快適な場所なのだと理解したようだった。
6ヶ月になったハーパーはもうすっかりシンダーをママとして接し、甘えっぱなしだった。
こうしてシンダーの偉大な愛が一匹の猫を救った。写真からは二匹の絶対的な信頼関係が伝わってくる。