TBS「防弾少年団のジミンが原爆Tシャツ騒動を謝罪した」←本当かどうか検証してみた
netgeek 2018年11月22日
|
まずはTBSの放送から。
— netgeek芸能 (@netgeekGeinou) November 22, 2018
アッコにおまかせでは、原爆服問題についてずっと沈黙してきた防弾少年団について「ついに謝罪した」と紹介した。ナレーションで「問題のTシャツを着ていたジミンさんが今回の騒動について謝罪」と入れたうえでジミンの発言を読み上げた。
またNキャスでも同様の紹介が行われた。
しかしながらライブ直後、ファンたちは「心配をかけてすみませんでした」という趣旨の発言だったとTwitterで続々と証言した。アッコにおまかせでもファンの証言が放送された。
ポイントはファンに向けて謝っただけであり、断じて日本全体に対して原爆服の着用を謝ったわけではないということだ。さらにこの時点では防弾少年団は原爆服とナチス問題について一切沈黙していたのもまた事実だ。
炎上する中で防弾少年団は日本を煽るかのような投稿も行っていた。
参考:【炎上】防弾少年団が尹東柱(抗日運動家)記念館を歩く写真をアップして日本を挑発
その後、防弾少年団の所属事務所が全ての非を認めて謝罪に踏み切ったのは11月13日のことだった。
参考:【速報】防弾少年団が謝罪するも「苦しい言い訳」という声
しかしながらTBSの放送だとミスリードなナレーションのせいで誤解を招く内容になっていた。これまで防弾少年団のメンバーが原爆服、ナチス問題について謝罪したことは一度もないはずだ。
さらにネット上では「本当にごめんなさい、日本の皆さん」という発言が本当にあったのかとも騒ぎになった。
この疑問点についてはJ-CASTニュースが取材を申し込んだが、TBSは回答を拒否したようだ。
J-CASTニュースは19日、番組で紹介された「本当にごめんなさい、日本の皆さん」という言葉は本当にジミンさんのものなのか、その真偽について見解を求めるため、TBSに取材を申し込んだが、広報担当は20日、「回答はございません」とだけ話していた。
実際の映像で確認してみよう。
— netgeek芸能 (@netgeekGeinou) November 22, 2018
ジミンは東京ドームのライブにて「最初のライブで客が来てくれて驚いたことを覚えている」と話した後、0:33から問題の発言に移る。
ジミン「日本の皆さんだけでなく全世界の多くの皆さんが驚かれ、ご心配されたと思います。本当に○○、○○(歓声が大きくて聞き取れない)」
聞き取りは難しいが、間から考えるに「本当にごめんなさい、日本の皆さん」と言っていると解釈してもおかしくはないだろう。
以上から、TBSの報道は誤りがあったとまでは言えないが、はじめの「ジミンさんが原爆Tシャツ騒動を謝罪」というテロップとナレーションが誤解を招くものであったと結論付けることができる。正しくは「ファンに対して心配をかけたことを謝罪した」ということだ。
Comments (6)