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島牧村「助けて!熊ハンターが0人なの!」 村議会が報奨金3万円を削減した結果…

netgeek 2018年9月24日
 

北海道の島牧村で熊が1ヶ月ぶりに出没するも、ハンターが出動しないというハプニングが起きた。村議会と猟友会の間でいざこざがあったようだ。

山から降りてきた熊が漁港を荒らす。

夜9時、車を運転中に道路を横切る熊。島牧村元町では町を歩くのも危険になってしまった。

熊は船に乗り込み、なにやら物色している。

翌日、明るくなってから確認するとエビ漁の餌がごっそりと食べられていた。これまでは猟銃をもったハンターが出動していたのだが、今回は野放し。なぜなのか?

パトカーに乗った警察が来たが、熊に太刀打ちできるのかは怪しい。

島牧村ではこれまでハンター1人の出動につき報償費3万円出していた。

だが、熊が予想よりも多く出たため、支払いが1,156万円にまで膨らみ、ついに村議会が報償費を廃止に。こうして今回、ハンターが1人も出動しなかったというわけだ。

議員はこうした事態は思惑とは違ったと釈明する。

「これから猟友会と話し合いが必要」

これに対し、実際に出動したことがある猟友会のメンバーは「議員さんは実際の現場を見に来たことがあるのかな?」とコメントする。

ときには夜に飛び起きて自分の命を懸けて熊と対峙することもあるわけで「人の命と金額を比べて高いと言われてもどうなんでしょうね」と不満を露わにする。

また、散弾銃には年間で5~10万の維持費がかかり、さらに弾もタダではない。インセンティブがなくなれば猟友会が反発するのは当たり前だろう。

地域住民は「パトカーは来るけど、猟友会は来ないから意味はない。夜の見回りもなくなってしまった」と不安そうに語る。

ネット上では次のような意見が飛び交った。

・いきなり0円にするのではなく段階的に落とすべきだった

・成功報酬(1頭GETで30万円)にすべきだった

・議員の報酬を減らす

・反対した議員が責任をもって駆除する

・北海道の警察が猟銃を装備する

そういえば東京のほうでも報酬0円のボランティアを募集して人手不足に困った事例があった気がする。適切なインセンティブを用意しないと人を動かすことはできない。

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