富士通「社運をかけてレタスを販売する!」「は?」「レタス!!!」
netgeek 2014年5月10日
|
大手電機メーカー、富士通が新事業としてレタスの販売を始めた。半導体技術者を多数抱える富士通がなぜレタス事業を始めるのか。一見何の脈絡もない事業に思えるが、実はそうではないらしい。
このレタス事業についてFUJITSU JOURNALが詳しく報じているので画像等を参考にしつつ紹介しよう。
参考:FUJITSU JOURNAL
http://journal.jp.fujitsu.com/2014/04/04/04/
レタスの栽培事業は富士通ホーム&オフィスサービスが、会津若松市にある「会津若松Akisaiやさい工場」にて行っている。こちらはもともと半導体工場のクリーンルームだったところ。富士通の強みであるセンサーの技術を使えば、野菜飼育に不可欠な温度や湿度の管理が用意にできるということで、栽培事業に乗り出したそうだ。
▼タブレットをつかって管理している。
ホコリや雑菌を取り除いたクリーンルームなのでとても清潔で、ここで育ったレタスは洗わずに食べることができるほど。事業の最終的な狙いは、低カリウムレタスを栽培することで、腎臓病を患っている人でも安心して食べられるものをつくることだ。
▼こちらが栽培スペースの様子。蛍光灯でレタスに光を当てて促成を促している。
こちらの工場で栽培されたレタスはすでに「キレイヤサイ」シリーズとして売りだされている。苦味が少なく、甘みが強いのがウリということだ。
今後はレタスだけでなく、様々な高機能野菜を栽培していく狙いで2016年度には売上4億円を目指すという。今や野菜づくりにもここまで科学技術が使われているとは驚きだ。富士通のユニークな新規事業に注目が集まる。
Comments are closed.