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Twitterが上場に向けて財務状況を公開!大赤字だった!

netgeek 2013年10月5日
 

米ツイッター社は3日、IPOに向けてSEC(アメリカ証券取引委員会)に財務状況を公開し、大赤字であることを明らかにした。上場にあたって幹事はゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが務めることとなっており、時価総額は100億ドルと超大型IPOになりそうだ。

twitter社の財務状況

問題の資料はこちらで見ることができる。英語で分かりにくいのでnetgeek編集部ではグラフ化して見やすくしてみた。(単位千ドル)
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売上高は倍々ゲームどころか毎年3倍の勢いで驚異的な成長を遂げているものの、未だ黒字化ができていないようだ。1ドル100円と考えると、2012年は売上300億円、当期純損失79億円ということになる。
これまで、かなりの累積赤字がたまっているのではないだろか。

月間アクティブユーザーは順調に増えてきているとのこと。ツイッターの収入源は広告なので、この数値が売上高増加のバリュードライバーになっているとか。

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赤字の謎

それにしてもなぜ赤字なのか。2006年に創業して以来、ここまでユーザーが増え、知名度が上がっていればもうそろそろ黒字化してもよさそうなものだ。そもそもツイッターのサービスってシンプルゆえに運営スタッフは少なくてすむだろううし、サーバー費用と人件費くらいで済む低コスト体質じゃないのか!?
グリーやDeNAの売上高営業利益率が40%近くあるのを見ていると、同じIT企業としてツイッター社も高利益率を叩きだして、投資家をあっと驚かせて欲しかったのだが。

この謎を解き明かすためにさらに分析を加えた。
売上が増加しているのに赤字ということはそれだけ費用が増加しているということ。2012年の費用の内訳を調べてみた。(単位は千ドル)

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リサーチアンドディベロップメント、つまり研究開発費が119億…って多すぎるぞ!
これがなければ約40億円の黒字だったのに。

ツイッターって機能面では大掛かりな進化はしていないのに一体どこに金をかけているのやら。もしかして新サービスリリースに向けて投資しているのだろか。
既存のサービスと競合しないように住み分けるという手もあるのだが、数日前にツイッター経営陣から「日本のラインがライバル」という声明が飛び出していることから、今後は機能面でラインに負けないよう競争が激化していくことが予想される。
もしかすると、ツイッター社は現在、音声通話や動画通信など、これまでのテキストメッセージをやりとりするツイッターとは違う革新的なサービスを開発しているのではないか。

このIPOのニュースに対してツイッター上では様々な意見が飛び出している。

 

 

 

 

 

 

 

 

今後は上場で得る豊富な資金を元手に新たな分野に投資・進出していくことは間違いないだろう。ツイッター社の戦略に注目が集まる。

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