マクドナルドではなぜTwitter悪ふざけ投稿が流出しないのか
netgeek 2013年10月5日
|
その筆頭にも挙げていいと感じるのが、Twitterでの悪ふざけした写真や行動を自慢げに載せた行為の数々だろう。
マスメディアでも散々取り上げられ、呆れる事にその報道ごとに別の場所店舗で別の人間が同じようなことをしているのだ。
その事件といってもいいような悪ふざけ数々を少しピックアップしてみた。
コンビニのアイス用冷蔵庫に入る男
一連の悪ふざけもまず最初に報道されたのはコンビニのアイスが敷き詰められた冷蔵庫に入った男だろう。
一部ではこの男はコンビニのオーナーの息子でスタッフとして働いていたとの情報もある。真相は定かではないがそれが本当だとしたら、自分で自分の首を絞める行為になるとは少しでも思わなかったのだろうか。
コンビニのアイス用冷蔵庫に入る男二人目
二人目の男はまるで真似するかのように同じようなアングル、状況でアイス用冷蔵庫に入った。
かっこいい事を真似るでもなく、なぜこのような行為を真似ようと思ったのか。もし二人目のこの男が真似をしなければこの悪ふざけ騒動も大きくならなかったかもしれない。
ハンバーガーの上に寝そべる男
今度はハンバーガー店の倉庫でハンバーガーの上で寝そべるところを投稿した男が現れた。
食品管理が重要な飲食店ではこのような行為は致命的だ。このハンバーガー店の運営会社は後日HP上で謝罪文を掲載するに至った。
業務用の冷蔵庫に入る男
またもや冷蔵庫。こちらも食品管理の面から言えばとても不味いだろう。
こちらの店舗は衛生面をしっかりと確認するために一時休業を余儀なくされた。
それにしても最近の若者は狭いところが好きなのだろうか。
悲しいことにこれはまだ一部で今年だけでもまだ他にもくだらない悪ふざけがあった。詳しくは以下のリンクにまとめがある。
http://matome.naver.jp/odai/2137616612852032401
今後、企業はどのようにリスクマネジメントすればいいのか
まず一つの問題として若者がソーシャルメディアを利用するにあたって、なんの指導も教育も受けていないということ。
学校で道徳の授業はあったとしても、ソーシャルメディアの利用に対する教育はまだ不十分であると言わざるを得ない現状がある。
一方欧米ではメディア教育は1980年代後半から盛んになっているようだ。
二つ目は企業もソーシャルメディア利用にたいする明確な社内規約を規定していないという事。
今回の様なケースが起こってから慌てて規約を付け加えても対応としては遅い。
そしてついにソーシャルメディアの教育機関も誕生したようだ。それが以下の記事
アルバイトの不適切投稿防止へ SNSに特化した教育機関がオープン
外食チェーンなどの店舗で悪ふざけしたアルバイト店員らの写真が相次ぎインターネットに投稿されていることを受け、サービス事業者向け社員研修を手掛ける企業が来年4月、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)への不適切な投稿リスクをアルバイト店員らに教える講習をスタートすることが29日、分かった。
講習を始めるのは、「ホスピタリティ&グローイング・ジャパン」(東京)。同社が東京と大阪で運営するサービス業向けの教育・研修学校「グローイング・アカデミー」を会場に、企業は1カ月数万円の受講料で、アルバイト店員らが200人まで講習を受けることができる仕組み。
ホスピタリティ&グローイング・ジャパンの有本均社長は、日本マクドナルドの社員教育機関の責任者などを歴任。これまでサービス業の接客や店舗経営など約百種類に上る講座を展開した実績で業界での信頼は厚く、トラブル防止を模索する企業の“駆け込み寺”になりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130930-00000514-san-bus_all
一方なぜマクドナルドではこのような問題が起きてないか?
それはアルバイト教育を徹底し”スタッフ”ではなく”クルー”と呼び教育係にはクルートレーナー、店舗運営の一部も任されるスウィングマネージャーなど様々な職階を設け、独自のマニュアルを元に運営を行っていることが大きな要因でないかと考えられる。
この一連の騒動を教訓として日本でもメディア教育に本腰を入れ始めるのか、重い腰を上げずに現状のまま変わらないのか、一つの岐路に立たされていると思う。
Comments are closed.