「生活保護なめんな」ジャンパー、市が謝罪に踏み切るも「表彰モノ」という声
netgeek 2017年1月18日
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問題になったのは市の生活保護担当者が身につけていたジャンパー。
一見するとごく普通の黒いジャンパーのようにしか見えないが、よくよく観察すると生活保護の不正受給に対する強い怒りが感じ取れる。一体何が問題だったのか、詳細を見ていってみよう。
▼まず胸元には「HOGO NAMENNA(保護なめんな)」「SHAT(くそったれ)」という文字と、「悪」にバツ印。
▼後ろ側。「TEAM HOGO」
▼「我々は正義だ。そして正義でなければならない。だから我々は小田原のために働かなければならない。」
▼「悪を見つけ、罰を与える。もし不正な利益を得るために我々を騙そうとするならあえて言おう彼らはカスであると」
小田原市の職員が生活保護のあり方について確固たる信念を持ち、不正受給を許さない姿勢で仕事に取り組んでいることがよく分かる。生活保護の原資は税金。市の職員がここまで厳しくチェックしてくれるなら頼もしい。
しかし、このジャンパーには一部の受給者からクレームがつくこととなった。その結果、小田原市の部長は「正当な受給者に対しても不快な思いをさせてしまう恐れがあった」と謝罪会見を開く羽目になる。
職員に対する聞き取り調査ではいくつか新事実が明らかになった。
まず第一に、このジャンパーは2007年につくられたものだった。そして第二にジャンパーの制作費用は職員の自腹だった。第三に生活保護自体に対する差別意識はなかった。
要するに特に問題はなかったのだ。ジャンパーに書かれていたメッセージは「不正受給を許さない」というもので、正当な受給者であれば不快に感じるはずはない。これを不快に感じてクレームを入れるのは不正受給に心当たりがある者だけであろう。
仮に警察が「犯罪を許さない」と書かれたジャンパーを着ていて問題になるだろうか?
日テレ公式動画。
正しい理念を持って仕事をしていた職員は何も悪くない。特にジャンパーの制作にあたっては、わざわざオリジナルデザインをつくって自費で制作したのだから素晴らしく仕事熱心ではないか。
生活保護を狙う輩は本当にたちの悪い連中が多く、職員としては非常にストレスが溜まる仕事になっていると思われる。客商売のように低姿勢で臨むのではなく、これぐらい強気で仕事をするほうがあるべき姿だと思う。
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