水素水の次はケイ素を流行らせるらしい。もうやだこの国…石でもかじっとけよ
netgeek 2016年6月25日
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ここ最近テレビで取り上げ始められているのはケイ素。最新美容アイテムとして紹介されている。
鼻に妙な注入器をつけているのは芸能人のGENKING。なんと水素水を取り入れながらケイ素を飲んでいるのだ。まだ効果・効能がはっきりしていないのに「美のミネラル」などという表現を使うのはいかがなものか。メーカーが宣伝文句として書けば一発アウトな表現もテレビでは規制を逃れることができる。
▼何やらきな臭いと思いnetgeek編集部で調べたところ、GENKINGは一般社団法人「日本酸素・水素医療美容学会」の広告塔になっていることが分かった。
すでに多くの研究者やメディアが報じている通り、水素水は効果が不明で高値で売るのはインチキ商売だという指摘もあがっている。それでも一部のメーカーは儲けを優先して効果には言及せずに消費者の誤認を狙って販売を続けているのだ。
参考1:水素水の効果あり・なし論争に大槻教授が参戦!語られた3つの真実とは?
参考2:【悲報】水素水、効果なかった。伊藤園「あれはただの水です」
参考3:水素水に手を出した伊藤園が売上2倍でボロ儲けしていることが判明!効果はないけど儲けはありまぁす!
それがここにきて今度はケイ素とは…。念の為に説明しておくとケイ素は石に多く含まれる成分で、人間の体にも必要な成分。ただ、その事実とケイ素入り商品が本当に効果があるかどうかは別問題だ。
▼もはやめちゃくちゃな「ハイドロプレミアム ケイ素入り水素水」という商品も発売されている。
画像出所:ねこみゆかる@miyeuclidさん
水素水のときは藤原紀香や亀田興毅、亀梨和也、DAIGO、加藤茶など多くの芸能人が愛用しているとテレビやブログで語っていたため、何か裏のステマ契約があるのではないかと疑われた。事実、過去にはペニーオークション問題が起きたときに実際は落札できていないのにお金をもらって宣伝していたとほしのあき、永井大、東原亜希、熊田曜子らが一斉に謝罪したことがある。水素水に合わせてケイ素についても同じような事態にならないかどうかが懸念される。
なお、水素水については各企業が桁違いに儲かると気づいたらしく、続々とインチキ商品が出始めている。
▼吸う水素水。通常のボトルタイプの水素水の値段に換算すると「2,350万円分!」とすごいキャッチコピーをつけている。
▼水素調理を実現する水素焼き台、水素コンロ、水素グリル、水素オーブン。古い機材に新しく名前をつけて売ろうとしているだけなのでは…。
何かにつけて付加価値を訴えようとする方向性はマイナスイオンを思い出させる。一体これらの調理器具のどこが水素なのだろう。今後は水素風呂や水素ドライヤー、水素空気清浄機、水素スマホなども販売され始めるかもしれない。
いっそのこと効果が実証されていないものは販売を禁止してほしいものだ。企業の金儲けの秘訣が消費者を騙すことであってはならない。ステマで多額の現金を得るGENKING、今思えばそういう意味の芸名だったのか。