神話の世界が舞い戻る「下鴨神社 糺の森の光の祭」
netgeek 2016年6月25日
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8月17日(水)から8月31日(水)にかけて、「下鴨神社 糺の森の光の祭」が開催される。2000年以上もの歴史を持つ世界遺産で、光のアートによる新しい伝統を作り出す試みだ。
今回の祭は、参道沿いの木々がライトアップされる「呼応する木々」と桜門の中に球体が漂う「呼応する球体」から成る。異世界のような幻想的な風景の中で下鴨神社の新しい側面を見ることができる。
▼こちらは「呼応する球体」。桜門の中に光の球体が漂い、衝撃を加えると音響とともに光の色が変化する。
▼神話の世界が舞い戻ったかのような幻想的な風景。
▼瞬くライトアップは、木々が呼吸をしているかのようだ。
▼入場は無料。ライトアップが行われるのは18時から21時30分まで。
▼動画。0:22頃から人が歩くのに合わせて光と音響が反応する様子を見ることができる。
今回のイベントでは、ライトアップが人や動物、衝撃などに反応するというインタラクティブな仕掛けが施されているのが目玉。アートの世界は最新テクノロジーと呼応して進化しているようだ。
下鴨神社は1994年に世界遺産に登録され、今回の祭の舞台となっている糺の森は国の史跡として指定を受けている。
▼美しい朱色が映える昼間の桜門。
▼数々の歴史の舞台となってきた糺の森。
主催者であるteamLabo(猪子寿之代表)は、今回のお祭りを一過性のブームではなく伝統行事として根付かせることを目指す。絶えず時代の影響を免れない文化は、常に新しい形を模索する。今回の試みが今後どのような影響を生み出すのか注目したい。