【速報】五輪ロゴ選考で佐野研二郎の作品を残すためにマーケティング局長が不正をしていたことが判明
netgeek 2015年12月18日
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やはり出来レースという噂は本当だった。一部の組織委員会メンバーは事前に便宜を図り、選考委員会に票を投じるよう画策していたのだ。
白紙撤回された2020年東京五輪・パラリンピックの旧エンブレム問題で、大会組織委員会が設置した外部有識者による調査チームは18日、組織委の元マーケティング局長らが、事前に参加を要請した佐野研二郎氏ら8人のデザイナーの作品を、2次審査に残すために不正を行ったとする報告書を組織委理事会に報告した。一部の委員に8人の作品を知らせ、通過ラインの2票を獲得できるよう画策したという。
ということは、マーケティング局長をはじめとして実際に佐野研二郎氏に票を投じた選考委員会のメンバーは佐野研二郎氏(株式会社MR_DESIGN)から何らかのキックバックがもらえる話になっていたのだろう。
佐野研二郎氏は雑誌やテレビのメディアに登場する度に、「今のデザイン業界で成り上がるには、新しいものをつくるよりも組み合わせる力と人脈が大切」と語っていた。オリジナルでデザインするのではなく、親のコネで仕事をもらいPinterestでデザインをぱくっていた佐野研二郎氏らしい発言だ。今になってようやくその発言の真意が分かった。
そういえば佐野研二郎氏のパクリが発覚した後、審査委員の8人は説明責任を放棄したうえで取材を拒否し逃亡していた。やはり不正に手を染めた自覚があったから逃げたということであったか。
佐野研二郎氏のデザインについては海外から訴訟を起こされる寸前にまでなり、その後、五輪ロゴ変更が決まった時点で億単位の税金が無駄になることが確定した。ロゴが入ったオリジナルグッズや垂れ幕、ポスターなどを全て廃棄処分にするからだ。
すでに更迭された元マーケティング局長、槙英俊氏はこちら。
早稲田大学政治経済学部を卒業後に電通に入社し、出向という形で五輪組織委員会に参加していた。なお、槙英俊氏は10月にはすでにマーケティング局長を退任しており、事実上の更迭とみられていた。組織委員会の幹部が退任するのは初めてのことだった。
▼改めてダサイクルメンバーの関係図を見返すと、左下にいるではないか。
黒い。黒すぎる。権利を持った人間は必ず腐る。金と欲にまみれた人間の本性が露わになった。
毅然とした態度で「物をパクることをしたことは一切ない」と語っていた佐野研二郎氏。パクるだけでなく、選考の不正にまで関与していたとは驚きだ。選考委員にはいくらほど袖の下を通したのか。
これでようやく年収5億円のカラクリが分かった。利権を身内でぐるぐると回しあって互いに甘い蜜を吸う機会を融通しあっていたのだ。表向きは一般選考という名目で募集を行ってもすでに当選者は決まっており、金の出処は税金なので無知な国民には気づかれなければいいということか。「30億は高いなあ、うちなんて年収せいぜい5億円だからさ。あと6年貯めないとね」。ビルを買いあさっていた佐野研二郎氏の奥さんが不動産業者の担当者に自慢気に話していた内容だ。
「佐野さんはパクリなんてする人じゃない」と擁護していた親しいデザイナー仲間は一体どれだけ見る目がないのか。それとも、その者たちも不正にかかわっていたのだろうか。世界に恥ずべき不祥事、怒りを露わにしたい。