オリンピックに向けて1億3千万円かけたロゴ、速攻でパクリが見つかる。デザイナーは五輪エンブレムで炎上した博報堂の永井一史
netgeek 2015年10月10日
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東京都の舛添知事は9日の会見にて新たに東京の良さをアピールするロゴを発表。「&TOKYO」は「Food & TOKYO」などと様々なものと組み合わせることができる応用性をもったロゴだ。
一見すると赤背景に白文字で黒のフォントというのは楽天のロゴのような印象を受ける。しかし、パクリとは言われないだろう。これより前に佐野研二郎氏が作成した五輪エンブレムが大規模に炎上したことから、今度ばかりはパクリ疑惑が浮上するのは避けたいところだ。
だが、このロゴ、海外メガネブランドの「Plug&See」のロゴにそっくりなことが判明した。
独特の&の形がよく似ており、色のついた丸い背景、「&」をモチーフにしたところなど完全に一致。1億3千万円もかけてこれはおかしくはないだろうか。
一体このデザインを担当したのは誰なのか。調べたところ、なんと五輪エンブレム炎上の際に「コネで仕事を回しあっているダサイクルメンバー」と指摘された博報堂の永井一史氏であることが分かった。産経ニュースは以下のように報じている。
ロゴは、米ニューヨークの観光キャンペーン用ロゴ「I?(ハート)NY」にならって作成した。デザインは博報堂の永井一史氏の監修で、5月中旬に完成したが、その後、五輪エンブレムの盗用疑惑が浮上。似たデザインがないかなどのチェックに約2カ月かかり、発表が遅れた。制作費は1億3000万円。
http://www.sankei.com/life/news/151009/lif1510090027-n1.html
絶対におかしい。2ヶ月もかけてチェックして発表した途端すぐにそっくりなデザインが見つかるとは…。前回のエンブレムの際は権利者が世界最強の弁護士をつけて訴訟沙汰にまで発展したのにこの有様とは…。
また、永井一史氏にデザインを依頼したのも卑怯なコネとしか言いようがない。永井一史氏の父親、永井一正氏は五輪エンブレム選考委員の委員長なのだ。
▼エンブレム炎上の際には途中から「自分の知らないところでデザインが調整されていた」と発言を変えた永井一正氏。
▼パクリ疑惑浮上後、選考委員は一切の説明責任を果たさず逃亡した。
▼選考委員のメンバーはお互いに賞を融通しあっていた。何もコメントできないわけだ。
前回の件で懲りたと思ったら、この業界はまったく健全化していないではないか。新しいものを生み出す実力がないままコネに頼って生きてきたからいつかは本当の実力がバレる。似たデザインがないか2ヶ月もチェックし、税金を1億3千万円も使ったのにこの結果とは全く嘆かわしい。
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