【速報】北朝鮮がミサイル発射実験と核実験場を廃棄すると発表
netgeek 2018年4月21日
|
まずは北朝鮮の発表から紹介したい。
一見、喜ばしいニュースのように思えるが、実は落とし穴がある。
「~がない限り」と限定つきの宣言である点に注目。
金正恩が本当に核を放棄するつもりなのか、それとも首脳会談に向けたただの一時的なパフォーマンスなのかは不明。
ドナルド・トランプ大統領は「世界にとってとても良いニュースだ。大きな進展だ」とコメントしている。
North Korea has agreed to suspend all Nuclear Tests and close up a major test site. This is very good news for North Korea and the World – big progress! Look forward to our Summit.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) April 20, 2018
だが実験場と製造施設は別なわけで、今回の発表は完全な核放棄宣言ではなく「もし北朝鮮に核の脅威が迫れば再び核でやり返す」という意味合いにも解釈できる。
北朝鮮は過去に複数回に渡って世界を裏切っているのだ。
1994年 米朝枠組み合意→1998年 地下核実験施設発見
2008年 テロ支援国家指定解除→2009年 二回目の核実験実施
トランプ大統領とは対照的に日本政府は懐疑的。
小野寺防衛相は発表の内容に鋭くツッコミを入れる。
麻生大臣も今まで散々裏切られてきたという話を披露した。
政治経験が浅いトランプ大統領は早合点して喜びすぎているのではないだろうか。北朝鮮からすれば、会談で有利な条件を引き出してからまた新たな核実験場をつくればそれで済む話。理由はいくらでも後からつけられる。
日本にとって北朝鮮の脅威はまだくすぶり続けていると考えたほうがいいだろう。
Comments (2)