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水素水の次は重力波で栽培したグラビトン野菜!「病気や引きこもりが治ります」

netgeek 2017年3月31日
 

netgeek編集部のもとに「水素水が潰された後にグラビトン野菜なるものが急速に勢力を伸ばしている。記事として取り上げてほしい」というタレコミが届いた。

似非科学のインチキ商品を笑いながら見てほしい。

▼重力波で育てたグラビトン野菜(4,500円)!ダンボールと袋にも重力波が入っています。なんじゃこりゃああああああああ!

▼マイナスエネルギー、結界、グラビトンセラミックなどオカルトなことが書かれていて頭が痛い…。

▼グラビトンのプラスエネルギーで病気や怪我、さらには引きこもりまで短時間で治るという。

このとんでもないインチキ商品を販売しているのは株式会社ミドルウェイ・ジーエスエイチ(畠中好枝社長。資本金4,000万円)。会社は東京本社の他に名古屋、大阪、福岡と複数の支店を持ち、それなりにも儲かっているようだ。

▼会社HPにアクセスすると、まず目に飛び込んでくるのが「グラビトンショッピング『波動を選べる時代が来ました』という一文」。

netgeek編集部でグラビトンについて調べてみたところ、意外な真実が明らかになった。なんと重力子(graviton、グラビトン)とは素粒子物理学における仮説上の素粒子で、現時点では未発見なのだという。

そもそも実態が確認されていないものを株式会社ミドルウェイ・ジーエスエイチはどうやって扱っているのだろうか。野菜への注入方法は?袋への入れ方は?ダンボールへの入れ方は?疑問は尽きない。水素水のときはまだ実物はあるものの、効能効果が証明されていないというところが問題だった。

その水素水でさえ、消費者庁から警告を出されて一斉に潰されたというのに、株式会社ミドルウェイ・ジーエスエイチは一体何を考えているのだろうか…。

グラビトン野菜は何者も恐れずに果敢に攻め込んでいく。

▼オタクがゴキブリ、ネズミと同レベルで扱われている!

▼結界用セラミック。マイナスエネルギーがプラスに変わって人間関係も良好に。値段は3万、5万、8万と異常に高い。これは会社側はボロ儲けだ。

▼ブルーノート2万7千円。要するにただのノート。

▼カメラアプリも出していた。Gsnapは波動変換テクノロジーが搭載されており、撮影したものの波動を好み通りに変えることができるという。

ざっと見ただけでも株式会社ミドルウェイ・ジーエスエイチはヤバすぎる。水素水ブームのときは伊藤園、コナミなどの大手企業も手を出し、効果効能を謳わないように気をつけていた。それがグラビトン野菜や結界用セラミック、波動変換カメラアプリになると現時点では取り扱っているのは株式会社ミドルウェイ・ジーエスエイチだけ。

消費者庁には是非とも早急に動いてもらいたい。この会社にはとんでもない黒さを感じる。

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