鹿のお辞儀はお願いではなく「鹿せんべいを置いて立ち去れ」という威嚇だった
netgeek 2017年3月3日
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奈良公園の鹿は非常に礼儀正しく、鹿せんべいをおねだりするときにお辞儀をする。長年の間、「頭を下げてお願いしている」と思われていた行動が実はその逆で威嚇だったということが判明した。
専門家「攻撃前の行動です」
そういえばサイが敵に向かって頭を下げ、地面を蹴っている威嚇を見たことがある。強力な角を見せつけ、相手を攻撃するという警告だ。それと同じように頑丈な角を持つ鹿は頭を下げることで角を見せつけていたのかもしれない。
改めて報道を見てみよう。
▼頭を下げる様子。確かに言われてみれば威嚇にも見える。「おらぁ!はよ鹿せんべいよこせ!」という気持ちなのか。
▼もちろん鹿の気持ちは分からないのであくまで推定。だが、教育を受けていない野生の鹿が取る行動なので威嚇というほうが説得力がある。
▼頭突きされることもあるので、お辞儀されたらすぐにあげる。なくなったらもう持っていないと両手を見せることが大事。
▼鹿せんべいに正しい与え方があったとは…。
可愛い鹿たちが実は人間に向かって威嚇していたとは驚き。そういえば、netgeekでは動物の威嚇に可愛いものがあると記事にしていた。レッサーパンダとアリクイの例を見てみよう。本人たちは至って真剣だが、可愛く遊んでいるようにしか見えない。
奈良の鹿たちも同じだったのだ。「お願いします。鹿せんべいを恵んでください」ではなく「早くよこせ!てめー!」という心境。専門家の指摘により日本中に激震が走った。
ここで鹿のお辞儀を見てみよう。
その姿は可愛らしく、リラックスしているようにも見えるので、威嚇ではないと信じたいのだが…。ただ一方で「噛まれた」「頭突きをされた」という被害報告も多数寄せられている。お辞儀をしてもなかなか鹿せんべいをあげないと攻撃されるのだろう。
奈良公園の鹿がお辞儀するのはどちらの理由だと思う?
— netgeek (@netgeek_0915) March 3, 2017