セブンイレブンのドーナツがパンコーナーに移動。こっちのほうが買いやすいと話題に
netgeek 2016年12月3日
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一部店舗で起き始めている変化を見てみよう。
▼まずはビフォー。レジで店員に注文するスタイルだった。
▼そしてこちらがアフター。なんとパン売り場に移動し顧客が自由に手に取れるように。
一部では「レジ前からパン売り場に左遷された」という声も聞かれたが、大半の顧客からは「こっちのほうが買いやすい」「これが正解だった」「はじめからこうすればよかった」などと大好評。
本来は揚げたてをアピールする目的でレジ前に置かれていたドーナツも、今では個別包装され、買いやすさが重視されるようになった。
コンビニ利用者にはレジ前で声を出すのが苦手という人が多い。
顧客側にはそういった事情があるにもかからわず、最近新発売されたドーナツの名前は「あげぽよ」。食べたくてもこの言葉を口にするのが恥ずかしくて注文できないという人がネット上では散見された。あげぽよはタピオカを使った生地が特徴でかなり美味しいと評判だ。
また、セブンイレブンは最近、一部店舗でコーヒーの自動販売機を導入し始めている。
参考:セブンイレブンのコーヒーが自動販売機に進化。佐藤可士和デザインとかじゃなくて顧客が本当に必要だった物はこれじゃん
お金を入れるところがあり、店員とのコミュニケーションは一切なしで購入することができる。こちらも「これが正解だった」と評判で、全国導入が待たれる。
さて、こういったコンビニのシェア奪取の動きに対抗してかミスタードーナツは値下げを決めた。
▼実は近年、ミスタードーナツの売上は一部地域で低迷し始めている。
▼そこでとった手は値下げ。
▼例えばオールドファッションは140円から100円(税込108円)に。
▼ダスキンの広報の女性はこの値段設定が売上を最大化すると考えているようだ。あくまで弱気な戦略ではない。
▼「コンビニのドーナツ参入が影響しているのではないか?」という質問に対しては「影響なしと考えている」とのこと。これは意外な回答。
当初は「味がいまいちで期待はずれ」と言われたセブンイレブンのドーナツは徐々に改良を重ねて味を向上させている。商品開発力が確かなセブンイレブンのことなのでいずれは品質でミスタードーナツを超える可能性も十分にあるだろう。
あなたの家の近くのセブンイレブンもドーナツの場所が変わるかもしれない。
パンと同じ感覚で買えるようになったらおそらく売上はあがるだろう。試行錯誤しつつも常に改善を重ねるセブンイレブン。さすがコンビニの首位を独走するだけのことはある。