Wi-Fiの詐欺チラシが流行中。マンション管理会社と誤認させる暮らしナビ(ヒカリテレコム)に気をつけろ
netgeek 2016年11月29日
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問題になっているのはこちらのチラシ。
「入居者各位」「インターネット・Wi-Fi接続に関するお知らせ」という文章でマンション管理会社からのお知らせと見せかけて実はただの勧誘チラシ。文章には巧みに情報弱者を騙そうとする悪意が読み取れる。
内容を細かく精査する前に記載されている株式会社ヒカリテレコムという会社について調べておきたい。
▼チラシに書かれている住所(港区赤坂3-21-12赤坂一ツ木ビル)はただの雑居ビル。
▼株式会社ヒカリテレコムがあるはずの3階には名前なし。ワールドサポートセンターとSTF投資顧問という会社が入っているようだ。
▼だがポストにはアジアエナジー株式会社の表札。ヒカリテレコムはどこへいった。
▼ドアの前。あまりにも殺風景で不気味。横のインターホンを鳴らすのが怖い。
これは絶対にまともな会社ではない。住所を勝手に使っているだけか、それとも登記だけしているペーパーカンパニーか。下手するとヒカリテレコムという会社すら存在しないという恐れもある。ヒカリテレコムは怪しいという噂はどんどん広まっていく。
その後、同じチラシが今度は「暮らしナビ株式会社」名義で投函されるようになった。
▼チラシデザインは全く同じ。住所は〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3丁目11-4 7セントラルビル6Fで、新しくなっている。電話番号も変わっている。
▼肝心の内容については「こちらの地域はWi-Fiの対象エリアです」と書かれている。それは当たり前だ。そして接続機器がない人向けにはタブレットかPCを支給してくれるという。小さな字で先着順という但し書きあり。また契約を煽るために受付期間の定めあり。
▼これは要するにただのポケットWi-Fiの勧誘ではないか。
▼「WiMAX・Y!mobile・NTTdocomoの通信回線が利用可能です」と意味不明な文章。個人情報の取扱について小さな文字を確認すると、どうやら一生保存されて転用されるようだ。
電話番号の口コミを調べたところ「詐欺」「悪質」などという言葉が大量に飛び交っていた。実際に契約した人はチラシと異なる請求をされ、さらに解約しようとしたら解約料を求められたとのこと。また、電話対応が変なので電話を切ろうとしたら口調が急に変わったという口コミも確認できた。
さらに記載されている住所について調べるとまた別の会社名で電話案内(テレフォンオペレーター)のバイトを募集しているページを見つけることができた。今後もどんどんと名前を変えて勧誘を続けていくのだろう。
PCデポもドン引きするレベルの暮らしナビ(ヒカリテレコム)系列。誤認を招く勧誘チラシには注意してほしい。
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