レディー・ガガの「トランプは嫌い」は日本のマスコミの誤訳で正しくは「愛は憎しみに勝つ」 trumpsが動詞
netgeek 2016年11月11日
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共和党のドナルド・トランプ氏が大統領選で勝ったことを受けて、レディー・ガガがトランプタワーの前で抗議デモを行った。そのことに関して日本のマスコミが英語を誤訳して間違ったメッセージを紹介しているので訂正したい。
日本テレビの「news every.」はレディー・ガガが「トランプは嫌い」と掲げていたと紹介した。
しかし、中学生レベルの英文法の知識でこれは間違いだと分かる。そもそもはじめのLOVEを無視してしまっているではないか。正しくはtrumpsが動詞で、愛(Love)は憎しみ(Hate)に勝つ(trumps)。trumpには「~に勝つ」という意味があり、偶然にもドナルド・トランプ氏の名前と同じ単語なのでこの表現を使ったと思われる。
レディー・ガガが反トランプ派なのは間違いない。だが、日テレの紹介は明らかに杜撰だ。
イメージ戦略が大事なアーティストとして「愛は憎しみに勝つ」とポジティブなメッセージを伝えたにもかかわらず、日本のメディアは「トランプは嫌い」と大誤訳をやらかした。真実を伝えることをミッションとするジャーナリズム精神がテレビ局にはないのだろうか。海外のジャーナリストが「日本にはジャーナリストはいない」と悲しそうに語るわけが分かった気がする。
Love trumps hate.というスローガンは現在、多くの一般市民も使っている。
ヒラリー・クリントン氏を打ち破ったドナルド・トランプ氏は偏った思想があり、一部の人たちから猛反発を受けている。レディー・ガガのみならず、ハリウッドスターたちもドナルド・トランプについては罵倒しまくっているのが現状だ。
そして同じく日テレnews every.のこちらの訳にも注目。これも間違っている。
正しくは「私達は、憎しみが私達を導くのを許す国民ではない」という意味。それが誤ってドナルド・トランプ氏のことを「憎まれ者」と訳して紹介している。テレビ局の制作スタッフは一体何をしているのか。中高生でも訳せるレベルの英文を適当に紹介するとは…。これはもはやメディアではない。
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