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AbemaTV83億円の赤字で振り返りたい堀江貴文の「今さら?」という言葉

netgeek 2016年10月28日
 

2016年9月期の決算を公開したサイバーエージェントはAbemaTVをはじめとするメディア事業の営業赤字が83億円になったと発表した。先行投資とはいえ、あまりにも大胆な赤字に周囲はざわついている。

1年前の2015年10月、ホリエモンチャンネルに出演した藤田晋社長はAbemaTVの構想を明かしていた。ホリエモンが目の付け所がよくないと眉をしかめている点に注目。

藤田晋「アメーバフレッシュっていうニコ生みたいなサービスをつくってるんです」

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※2016年10月では「FRESH! by AbemaTV」という名称になっている。

堀江貴文「つくってるの?」

藤田晋「そうなんです。スタジオが先にできちゃった」

堀江貴文「スタジオが先に出来て、番組はどうやってるんですか?」

藤田晋「フレッシュがオープンするのは年明けぐらい。そこからやっていく」

堀江貴文「それ、ニコ生みたいな?…今さら?」

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藤田晋「そう。今さらって言ってもスマホができたので状況は劇的に変わっていると私は判断しているんですけど…」

堀江貴文「だからニコ生みたいな?」

藤田晋「いや、ニコ生はユーザーを選ぶというか…見ない人は絶対に見ないので。もっとうちの社員(サイバーエージェント社員)も見られるようなトーンのものを」

堀江貴文「リア充向きと」

藤田晋「リテラシー低い人も見られると。うちは低くないけど(笑)」

優秀な経営者である2人の見解が大きく分かれている。

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ホリエモンはニコニコ動画のようなものは昔からあるのだから今のタイミングで始めてもあまり見込みはないと考えている様子。どうせ新規事業を始めるなら市場成長率が高い分野で勝負してシェアを取りにいったほうがいいだろう。

それに対してメディア事業を進めたい藤田晋社長はスマホという切り口でみると事業環境は変わったと捉えているようだ。ヤフオクから一気にシェアを奪ったフリマアプリ「メルカリ」などの成功例をみているとその考え方も分からなくもない。

この会話の1年後、AbemaTVは確かに順調にダウンロード数を伸ばし、着実なアクティブユーザーも確保したが、かなりの赤字を出している。果たしてこのままお金を突っ込んで黒字化させることはできるのだろうか?

▼決算資料によると来期2017年は200億円投資する予定。凄まじい金額だ…。

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スマホで動画を見る場合、現状ではYouTube(Google)が最も使われている。サイバーエージェントが普及させようとしているスマホでテレビを観るという習慣は根付くのだろうか。ちなみにカドカワ(ドワンゴ)のニコニコ動画はかなり利用者が減っているという噂だ。

動画はこちら。AbemaTVにかかわる話は2:33から。

サイバーエージェントはこれまでAmebaブログなどメディア事業を確立させるために相当な苦労を重ねてきた。もし動画というメディアが手に入れば現存するテレビ局にとっては大変な脅威となり得る。

ポイントはマネタイズの方法だ。金の力で利用者を増やすのは簡単だが、マネタイズを成功させるのは難しい。奇しくも今日はTwitter社が買収したVineのマネタイズを諦めて「数ヶ月以内にサービスを終了させる」と発表したばかり。

テレビと同じようにスポンサーを集めて番組の途中でCMを挟むか、それともスマホ独自の課金システムを導入するか。莫大なお金を突っ込む藤田晋社長の頭の中にはすでに仮説があるに違いない。ソフトバンク孫正義社長のような大胆な事業投資のやり方に注目が集まる。

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