スマホのバイブで水素水がつくれるようになった!くっそインチキアプリが登場
netgeek 2016年9月1日
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アプリ「水素水はつくれる」はもともと3,000円だったのが現在は100円に値下げされている。
▼販売元は「kirinsan.org」という名前。説明によると独特なリズムでスマホが振動することによって水が活性化するらしい…。
▼レビュー欄では実際に買った人が意見を書き込んでいた。思ったより高評価だ。
▼実際に使っている様子。このようにスマホの上に水を入れたコップを置いて使う。H2Oから水素と酸素が分離するのか!?
▼これで水素水になっているのだろうか?正直全く分からない。
購入しました。これで私もいつでも水素水がのめます!独特のウェーブもどこかで聞いたことがあるようで、いいよね。 #水素水メーカー pic.twitter.com/JtZ5iCL1eD
— せいる (@djseiru) 2016年9月1日
気になるのはこれはパロディや風刺の類いなのか、それとも本気で無知な人を騙しにかかっているのかということ。100円という値段なので大して儲けはないと思うが…。netgeek編集部ではこの点について調査してみた。
アプリを出したkirinsan.org のniu(にぅ)さんはあくまでジョークグッズとしてリリースしたようだ。ちょっと安心。
水素水メーカーがいっぱい売れて利益が出たら、みんなで水素水飲み会しよう
— niu(にぅ) (@niusounds) September 1, 2016
iPhone版出すか https://t.co/VA6DFV9ypk
— niu(にぅ) (@niusounds) September 1, 2016
@hatakescope @yuneco この前のハッカソンのときにGoogleのエンジニアの人に見せたら「おもしろいじゃん。ストアにあげようよ。」って言われたからな…
— niu(にぅ) (@niusounds) 2016年9月1日
@takustaqu @lovee @kanekokoudai 広告はもう止めてる。
広告入りの無料版作るか…— niu(にぅ) (@niusounds) 2016年9月1日
ツイートからは、巷にあふれるインチキな高額商品とは違い、あくまでみんなを楽しませる目的でやっていることが分かる。アプリの説明文をよくよく読むと、「市販の水素水と同等の水が自宅でも簡単に作れます」という表現なので決して嘘はついていない。
効果がないと分かっているにもかかわらず、消費者の誤認を利用して金儲けをしている伊藤園とは大違いだ。
参考1:【悲報】水素水、効果なかった。伊藤園「あれはただの水です」
参考2:水素水に手を出した伊藤園が売上2倍でボロ儲けしていることが判明!効果はないけど儲けはありまぁす!
流行りものが大好きでリテラシーの低い日本人は残念ながら多数存在するわけで、水素水については藤原紀香や亀梨和也などの芸能人も愛用していると発言したことから妙な説得力をもってしまった。
この記事は最後に、明石家さんまが水素水を全否定した気持ちがいい放送を紹介して終わりたい。
▼観月ありさ「最近あるものにはまっていてお土産にもってきました。じゃーん。水素水です」。もしかするとこれは宣伝でいわゆるステマなのではないかという気さえする。
▼なんだかよく分からないけど、「ナノ水素水」で「からだ、きれいに」らしい。具体的な効果・効能に言及しないパッケージはちゃんと法律を理解して一線を越えないようにしているという印象を受ける。
▼さて、水素水を飲んだ明石家さんまは爆笑しながら一言。「うん、ただの水ですね」
▼不満そうな観月ありさ。日本中が「明石家さんま最高!」と思った瞬間であった。