元NHK職員がNHKをぶっ壊すために都知事選に出馬。「放送法を改正して受信料を支払わなくてもいいようにします」
netgeek 2016年7月24日
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立花孝志氏は知る人ぞ知るNHKと戦い続けている人物。
選挙公報をみると、そのユニークさがよく分かる。公約は迷惑防止条例を改正してNHK集金人の戸別訪問を規制、さらに放送法を改正して受信料の支払い義務をなくすというもの。また、NHKの集金人が来なくなる「NHK撃退シール」を配布するとも主張している。
キャッチフレーズは「NHKをぶっ壊す!」
政見放送の内容まとめ
・立花孝志氏は11年間、NHKの経理職員として勤務していた
・不正経理を文春で内部告発して辞めた
・NHK職員の給与は高すぎる。給与の平均額は年間1,800万円
・財源は国民から集めた受信料
・貧乏な学生や年金暮らしのお年寄りからも1ヶ月2,230円を集めている
・3,400億円を使って放送センターを建て直すなど資金用途がおかしい
・内部では不正も横行しており明らかに不健全な状態
・NHKは料金を支払わない人にはスクランブル放送(砂嵐)を流せばいいだけなのにやらない
間違ったことは何一つ言っておらず、全てが正論。おそらく当選はしないだろうが、この主張が全国に放送されてNHKと戦っている人がいるということが広まることこそがかなり大きな意味をもつと思われる。
ちなみに立花孝志氏は現在、受信料の支払いをめぐってNHKと裁判中(控訴)。
NHKの放送が見られなくなる「iranehk(イラネッチケー)」という筑波大学の掛谷英紀准教授が発明した道具を利用していた立花孝志氏。「うちのテレビはイラネッチケーを取り付けているのでNHKは見られない」と受信料の支払いを拒んだことでNHKから訴えられていた。
参考:【速報】NHKだけ受信拒否できるフィルターを筑波大学が発明!amazonで購入可能SUGEEEEE\(゚▽゚=))/
▼iranehk(イラネッチケー)。Amazonで売られている。
NHKが起こした訴訟について裁判所は「イラネッチケーは取り外しが可能なので視聴できる環境にあった」と判断し、立花孝志氏に受信料1,310円の支払い義務があると認めた。すでに立花孝志氏は控訴すると表明しており、今度は「溶接して取り外せないようにして戦う」と新たな戦い方をする公言している。
確かに視聴できる道具を持っていなければ受信料の支払い義務は生じない。立花孝志氏は「やられたらやり返します」と強気の姿勢を見せ、多くの人が応援の声を寄せている。裁判に勝ったという判例をつくることができれば、現在、受信料を払い続けている人が年間数万円を浮かせることができるようになる。
以前netgeekでアンケートをとったところ、「NHKの受信料は払っていない」という人のほうが多かった。
あなたはNHKに受信料を払っていますか?
— netgeek (@netgeek_0915) May 26, 2016
これでは真面目に払っている人が馬鹿みたいではないか。インターネットが発達してスマホでも番組が観られるようになった今、NHKの存在意義は確実に薄れつつある。全国民からほぼ強制的に取り立てようとするのは無理があるので、やはり同意した人からのみ徴収するのが良いのではないか。
参考1:【朗報】電話で「TV壊れたからNHK解約します」と言えば解約完了。裁判所が「NHKの確認はなくても解約は成立する」と認める