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美しさが理解の範囲を超えるイランのモスク、シャー・チェラーグ廟

netgeek 2016年7月6日
 

日本人にはなかなか馴染みのない「モスク」とはイスラム教の礼拝堂のことを意味する。原則として異教徒がモスクの内部に入ることは禁止されているため、その美しい装飾を目にする機会はほとんどない。この記事では、鏡で幾何学模様の細工を凝らしたイランにある「シャー・チェラーグ廟」の写真をご紹介したい。

シャー・チェラーグ廟はイランのシーラーズにあるモスクである。シャー・チェラーグは「光の王」を意味し、モスク内はその名の通り、瞬く美しい光の洪水が訪れる者を迎える。

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▼なんて美しいんだ…。このモスクは霊廟として835年に殉教したセイイェド・ミール・アフマドを祀っている。

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▼14世紀に鏡細工を施されて現在の姿になった。素晴らしい芸術作品だ。

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▼シャンデリアの光が幾重にも反射して柔らかい光に包まれる。

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▼別世界に入ったかのよう。

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▼豪華な装飾が全面に施されているのに、不思議と敬虔な気持ちになる。緑色もまた綺麗。

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▼「聖なる場所」として乱反射した光で内部から輝いているように見える。建築には相当お金がかかっていそう…。

Architecture details in the mirrors room at the Shah Cheragh Mosque, Shiraz, Iran. The place is a funeral monument and mosque, housing the tombs of brothers Ahmad and Muhammad, sons of Musa al Khadim and brothers of Ali arl Ridha. The two took refuge during the Abbassid persecution of Shia Muslim. The tombs became the celebrate pilgrimage centres in 14th century when Queen Tashi Kathun erected a mosque and theological school in the vicinity.

▼異教徒は内部に入れないが、門番に頼めば入れる場合もあるとのこと。駄目元でも交渉してみる価値はあるかもしれない。

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▼鏡細工で作られたアラベスク模様。

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写真では伝わりきらない美しさを動画でご覧頂きたい。

イスラム教では偶像崇拝が厳格に禁止されていることから幾何学模様の装飾文化が花開いた。こちらのモスクがあるシーラーズだけでなく、イスラム王朝下のイランは経済・政治・文化などあらゆる面で繁栄を極め、今でも多くの美しい建築物が残っている。当時の首都は「イスファハンは世界の半分」と称えられるほど人と富を集めたといわれている。一度この目で見てみたいものだ。

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