元ライブドア広報の木内美歩が堀江貴文に「調子に乗ってたんじゃないかと思います」
netgeek 2016年6月10日
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木内美歩はもともとアイドル歌手としてデビューし、90年代に女優、タレントとして活躍していた人物。
結婚してからは芸能界を引退していたが、離婚を機に再び働き始め、2005年12月中旬にライブドアに入社。広報としてホリエモンのスケジュール管理や番組の出演交渉、記者会見の段取りなどを担当していた。それがトラブルがあったせいでわずか1ヶ月で退社することに。
木内美歩はホリエモンに強い恨みがあると怒りを露わにする。
当時2人の子供がいたにもかかわらず、ライブドア事件の記者会見でマスコミの誘導を担当したことを機に新聞に「元アイドルがライブドアに入社していた」とすっぱ抜かれたことで日常は一変。長期に渡り、週刊誌や記者に怯える生活に変わってしまった。
そして最も腑に落ちないのは肝心の堀江貴文氏から一度も謝罪がないこと。
木内美歩は、適切な経営をしなかった堀江貴文社長のせいで自分の人生はめちゃくちゃになったと捉え、せめて謝罪ぐらいはしてほしいと思っているのだ。だからこそ番組の力を借りて思いの丈を吐き出すことにした。
さて、カメラがスタジオに戻ってからホリエモンは木内美歩のその後について、「運が悪かった」と発言した。
ライブドアの記者会見にいるところをたまたま記者に見つかってしまい、新聞に載ったことで広まったことを「運が悪かった」と表現したのだろう。しかし、このある意味デリカシーのない発言に木内美歩はキレる。「発端はお前が原因なんだから運という言葉で片付けるな」というニュアンスで「当事者に言われることじゃない」と言葉をぶつける。
部下だったのはもう10年も前のこと。今は率直に物言いできるようだ。
ホリエモンが「てめーって思う気持ちはすごく分かるんですけど、もっと迷惑をかけた人はたくさんいる。10年間、裁判もありましたし、元株主の方々とは和解してお金払ったりとか…」と説明したところで、木内美歩は食い入るように「私はそのうちの一人でしかない」と喧嘩腰で反論。「多数いる中の一人だからたいしたことないとでもいいたいのか堀江?」とにおわせる。
当時のホリエモンについて、木内美歩は率直に「調子にのっていた」と総括する。相手の目を見据えてこの発言はすごい。
表情からは本当に怒っているということが窺える。自分を雇ってくれた元社長にこんな暴言を投げかけるとは恐ろしい。芸能人だったことを合わせて考えると、もともと気が強いほうなのかもしれない。
これに対し、ホリエモンはブチ切れて反論するのかと思いきや、素直に謝罪。意外だ。
ホリエモンは連発される「口撃」をしっかりと受け止め、頭を下げて謝罪した。当時は責任を問われると検察の不当な摘発への不満を口にしてばかりだったが、自分の不適切な経営のせいで多くの従業員、株主、関係者を不幸にしてしまったことはやはり謙虚に受け止めるべきと考えているようだ。
なお、木内美歩は現在は起業し、バラエティ番組のAD、ディレクター、監督を派遣する株式会社スクイズ(資本金1,000万円、従業員50名)の代表取締役社長となっている。最後にくりぃむしちゅーの有田は「色んな精神的苦痛もあると思うので具体的な金額を後で話し合ってください」とコメントして笑いをとった。
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