熊本地震で被災する1日前にヤフオクで落札した結果…
netgeek 2016年4月24日
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熊本県で大規模な地震が起きる1日前にヤフオクでバイクの部品を落札していた男性。その後、思いもよらぬものが届いたと喜びの報告をした。
バイクの部品を落札したにもかかわらず、届いた荷物には「バイク部品/お菓子」の文字。なんのことかと思いきや、出品者が気を利かせた支援物資だった。これは嬉しい。
男性は地震があったこともあり入金が遅れてしまったが、取引はキャンセルされることもなく無事成立。同封されていた手紙には気遣いの文章が書かれていた。現地では食料が不足していたのでこの支援物資は大変助かる。
▼落札したときの様子。男性は、父親のバイクが古くなってきておりブレーキの効きが悪いということでパーツを交換するために落札した。
何も要求していないのに食料が入っていたとはウェブ上で相手の顔も見えない状態なのに人と繋がっているということを実感できる実にいい話だ。男性は続けて「今度逆の立場になったら同じことをしたい」と投稿した。
そしてこのツイートを見た周囲からは、東日本大震災のときに全く同じ経験をしたという人も登場した。
ここまで相手のことを思いやって気が使えるのは日本人の良さだといえよう。この嬉しい贈り物には多くの人が感動し、自分も同じことをしたいとコメントしていた。
ただ、一方で過剰な優しさを求める迷惑な人も登場している。こちらはフリマアプリ「メルカリ」のやりとり。
▼「まんまる」さんというハンドルネームの女性が落札した様子。ここまではごく普通のやりとり。
▼取引終了後、出品者評価に文句を書き込むまんまるさん。震災のことに触れてもらえなかったのが気に食わなかったらしく、評価を落としている。
よくよく見れば、ハンドルネームに後から「※熊本市在住※」と書き足しているのがいやらしい。随分面倒くさそうな女性でできれば関わりたくないタイプだ。
口直しに話を戻そう。冒頭の男性はその後も感謝の気持ちを溢れんばかりに表現していた。
熊本地震では各地から救援物資が届けられたり、多くの人がボランティアを申し出る、多額の募金が集まるなど人の暖かさが感じられる出来事がたくさん起きた。今後も思いやりと助け合いを大事にしていきたいものだ。