日清が異例の謝罪「10分どん兵衛の裏ワザを知りませんでした」
netgeek 2016年3月18日
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お笑い芸人のマキタスポーツが考案した「どん兵衛はお湯を入れてから10分待ってから食べたほうが麺がモチモチになって美味しい」という裏ワザについて日清食品がHPを特設し消費者に異例の謝罪を行った。
日清では、消費者にできるだけ早く美味しさを届けたいという思いが先行しすぎて視野が狭くなっていたという。
参考:10分どん兵衛お詫び
マキタスポーツの早く食べられるカップ麺をあえて10分待つという方法は日清食品の開発スタッフからすれば眼から鱗の発想だったに違いない。実際に10分どん兵衛の裏ワザはネット上で瞬く間に拡散され、「本当に美味しい」「こっちのほうがいい」などという声が殺到。YouTuberなども続々と実験し始め、総意としてはどん兵衛は10分待ったほうがよいという結論に落ち着いた。
日清ともあろう業界のリーディングカンパニーがどうしてこんな初歩的なミスをしてしまったのか。HPではマキタスポーツとどん兵衛担当者の緊急対談が公開された。
マキタスポーツは子供の頃からインスタント麺が好きでどん兵衛の過去の改良についても分析しており、「点ではなく線で見ている」と豪語する。マキタスポーツが10分どん兵衛という方法を編み出したのは「どん兵衛の麺が改良されて硬くなったときにもっと麺を柔らかくしたい」という思いからだった。徐々に時間を伸ばしていき、7分で好感触を得たことで10分という大チャレンジにも挑み、麺がツヤツヤになることを発見した。
一方で日清のどん兵衛担当者はそのような実験はしたことがなかったため、時間とともに麺がどう変化するかは全く知らなかった。
見事に足元をすくわれた担当者は現在では1分どん兵衛なども研究し、毎日試食しているという。うどんといえばコシがあるほうが美味しいとされるが、中には柔らかい麺が好きな人もいるというのもまた事実。開発担当者としては多様なニーズにどう答えるかが難しいところだ。
最後に担当者の男性は「どん兵衛はお湯の注ぎ方で味が変わる」という豆知識を教えてくれた。
「お湯を注ぐときにおあげの上にちょろちょろとかけるようにすると、おあげの味が出て美味しいです。麺の上にかけるのとでは全然違います」。確かにつゆの味がかなり変わりそう。コツはゆっくりと時間をかけてお湯を注ぐことか。
あなたは10分どん兵衛を食べたことがあるだろうか。一度はお試しあれ。
【追記】
netgeek編集部で実験してみたところ、より正確には12分がベストということが分かった。
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