自衛隊員募集ポスターが生首を渡しているようで不気味。新人隊員はこうなるという暗示か
netgeek 2016年3月13日
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信じられないポスターをご覧あれ。どこからどう見ても新人隊員の生首を渡しているように見える。
ポスターにはセミナーの開催日時と募集受付期間が書かれているが、少なくともこのポスターを見て入隊を志願する人はいないだろう。改めてよく観察してみると、左側は迷彩服を着た自衛隊員で右側はスーツを着た政府高官のように見える。
▼このポスターはすでに駅などに掲載されている。わざわざお金をかけてマイナスイメージの宣伝をしてどうする。
ネット上では大変話題になり、様々な憶測と解釈が飛び交った。
・右側は家族で、国のために命を落とした自衛隊員を家族に返している
・実は右側のスーツの男性が自衛隊員に手渡している側
・これはバトンリレーで右側の男性もこの後誰かに渡す
複数の解釈ができるとはいえ、いずれもネガティブなものばかりで一つもポジティブな解釈は見当たらない。一説では発注を受けたデザイナーがコンセプトを聞き、反発してこのようなデザインにしたのではないかとも言われているが、それにしても自衛隊サイドからGOサインが出た点は不可解でしかない。
▼自衛隊の採用ポスターといえば近年は極端な人手不足でオタクすらターゲットにし始めたのが話題になったばかり。
▼なりふり構っていられないというのが実情なのだろう。もっともこちらは明るく楽しい雰囲気を演出しており、今回のポスターとは一線を画する。どちらも奇抜な企画とはいえ担当者はまた別の人物だと思われる。
さて、生首ポスターのデザインは元々、自衛隊千葉地方協力本部Twitter(渉外・広報室が担当)が投稿したもの。もっともそのときから「頭がもげている」と指摘していた。
ツイートにもある通り、実はポスターの生首は千葉地本イメージキャラクターの衛くん。他にも未来ちゃんと翔くんがおり、3人兄弟でイベントに出ていたりすることがある。ポスターには「美しい国を守る」とあり、もしかすると「衛(まもる)くん」とかけているのではないかと思わせる節があるのもまた確かだ。
千葉地方協力本部Twitterは「衛くんの頭は着ぐるみとして外したのではなく、もげたんだと思う」と解釈する。
なにやら恐い表現だ。新人隊員の未来を表現していると考えるのは早とちりなのだろうか。自衛隊員の頭はアンパンマンの顔のように替えがきくものではない。いや、しかし、国からすれば替えがきき、いくらでも交換可能なものという認識は決して間違っていない。風刺画にも見える宣伝ポスターの真相は今もなお不明のままだ。
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