「女子高生1人のための駅」で鉄道ファンが女子高生にポーズを要求。迷惑行為も多発し住民が大激怒。
netgeek 2016年1月15日
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以前の記事:JR北海道が女子高生1人のために田舎の駅を存続させていたという感動エピソード
おさらいすると、話題になっていたのは遠軽町にある「旧白滝駅」だ。
利用者は高校3年の女子高生のみで、女子高生の登下校の時間に合わせて1日1往復しか停車しない。そして、彼女が高校を卒業する今年の3月末で廃止されることになっているため、ネット上では「女子高生1人のために存続した駅」という感動的なエピソードが広まっていた。その後、多くのメディアで取り上げられた結果、駅を訪れる人が急増し、かつてない賑わいを見せているそうだ。
しかし、迷惑行為を行う鉄道ファンが多く、とある地域住民はブログに怒りの投稿をしている。
▼こちらは「※お願い」と題して、昨年の12月に公開された記事の抜粋だ。あろうことか受験勉強の真っ最中の女子高生に、朝から付きまとう厄介な鉄道ファンがいるという。
新聞記事のようにその高校生の汽車通学のシーンを撮りに、主に鉄道ファンの方が多数方 ほうぼうからこられているそうです
ただその高校生に対し「こういう風に立って」とか「もっとこの角度で」とかいろいろな注文をする方が多いとかで
ご本人もご家族も迷惑していると聞きました
▼さらに、ゴミや落書きといった迷惑行為も多発しているそうだ。駅の事情を知っているはずの人間が、こんな低レベルなマナー違反をしているとは呆れたものだ。
地元の方々が駅を手入れしてくださったり お花を飾ったりしてくれています 除雪を担ってくださってもいます
ですが、ニュースの影響でたくさんの人が訪れるようになったせいか、
残念ながらごみや落書きが一時期とても増えてしまいました
駅にごみを置いて行ったり、壁や張り紙に落書きをしないよう お願いいたします
そういった事情もあり、自治会や警察は見回りを強化しており、さらに悪化すれば、JR北海道側から撮影規制が入る事態にもなりかねないとのこと。旧白滝駅の感動エピソードが、一部の人間によって台無しにされかねないのは甚だ遺憾だ。
以前から、鉄道ファンの中でも「撮り鉄」と呼ばれる人たちのマナー違反には批判が殺到していた。
場所の占拠、私有地・線路内への侵入、乗客への罵声など例を挙げるときりがない。今回紹介した旧白滝駅での迷惑行為も撮り鉄によるものだと言われている。この記事が多くの撮り鉄に広まり、旧白滝駅が有終の美を飾ってくれることを願いたい。