ダイソンがボールペンをデザインしたら究極的に洗練されたものが出来上がった
netgeek 2015年9月11日
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サイクロン式掃除機で有名なダイソンがここにきてなぜかボールペンのデザインに踏み切った。美しいデザインに多くの人が注目している。
参考:Even Dyson’s Office Pens Are Beautifully Engineered
こちらが現在、ダイソンの米国本社で使用されているオリジナルデザインのボールペンだ。
かなりスタイリッシュで、種類も豊富なようだ。シンプルを極めた先進的な設計はiMacやMacbookのデザイン哲学と共通するところがあるかもしれない。
通常、企業のペンといえば既製品のペンの側面にロゴを貼り付けて完成ということが多い。
しかし、ダイソンは妥協を許さない会社だ。自社のエンジニアを20名も集めてボールペンのためだけに平日夜、週末関係なしにとにかく徹底的にデザインを考えたという。少しやり過ぎのように感じてしまうが、高く評価される掃除機を作り上げたダイソンらしい。
そうして出来上がったボールペンがこちら。
流行りのボールペンのように人間工学の理論に基づいたグリップはなく、ステンレスで出来たシンプルに洗練された形状になっている。こうすることによって、耐久性と持ちやすさを生みだしたのだとか。また、ペンの重さは一方に偏っているため、机の上を転がって落ちるのを防ぐことができる。
▼クリップ部分は一つのパーツをレーザー加工で削ってつくられた。
細部まで美しい出来栄えだ。思わず触ってみたくなる。
そして、一番クールなのがペンが出る瞬間だ。
▼ペンの先端は大砲の筒のようになっており…
▼こんな感じで出てくる。かっこいい。
もちろんペン先は完全に隠れてしまうので、胸ポケットに入れておいてもインクがシャツにつく心配はない。インクは交換可能。流石、ダイソンといったところか。心遣いが細部まで行き渡っており欲しくなる。
しかし、残念なことに市販はされていないようだ。
このボールペンが欲しい人はダイソンのスタッフになるしかない。