東芝は2000億円の利益水増しでホリエモン50人分も悪いことをしたのに大してお咎めなし。これが美しい国、日本だ!
netgeek 2015年7月9日
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東芝に不適切な会計処理が見つかった問題で、当初は548億円の利益水増しがあったと公表されていた金額が正確な調査で2,000億円にまで達することが明らかになった。しかし、各メディアの報道は極めて抑え気味でライブドア事件のときと全く異なる。
これを受けて、ライブドア事件で50億円もの粉飾が指摘された(ホリエモンは最後まで無実だと主張し戦った)堀江貴文氏は不平を漏らす。
ツイートからはいつもの勢いがなく、すっかり意気消沈している様子が窺える。日本はどうしてこうも肝心なところで不公平なのだろうか。
悟りの境地に入ったホリエモンは定説を唱える。
日興コーディアル証券に187億円(3.74ホリエモン)、オリンパスに1,200億円(24ホリエモン)の粉飾が発覚したときもなぜか大した罰は課されず、ホリエモンは文句を言っていた。今後、東芝はこのままでは経営危機に陥るとして、リストラの実施、保有資産の売却に加えて銀行から5,000~6,000億円もの融資を要請する予定だ。
利益のかさ増しは、歴代経営陣がずっと隠し続けていたのではないかと推察。
東芝の歴代の経営陣は、開けてはならないパンドラの箱をずっと隠し持ち、どうか自分の順番では開きませんようにと祈り続けてきたというわけだ。一体、不正はいつから行われていたのだろう。
???「ホリエモンは生意気でむかつくからライブドアはぶっ潰すけど、東芝の粉飾は綺麗な粉飾!」
これが美しい国、日本だ!ライブドア事件を目の当たりにした経営者は一斉に「出る杭は打たれる」ということを実感し、一斉にメディア露出を避け始めた。GREEの田中良和社長を始めとしてあまりメディアに出ない経営者にその理由を聞くと、必ず「ホリエモンみたいになりたくないから」という答えが返ってくる。
株式会社東芝、過去1年の株価推移。
粉飾の穴埋め融資なんて許されていいのだろうか。ズルをした人が勝つおかしなルールになっていないだろうか。