消費者庁「ベランダに吊るす虫コナーズの効果ねーよ!景品表示法違反な!!」
netgeek 2015年1月19日
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ベランダにぶら下げるタイプの虫よけ商品には実は虫を避ける効果がほとんどなかったとして消費者庁が景品表示法違反で措置命令を出す動きをみせている。
玄関やベランダで使う空間用虫よけ剤は4社が販売しており、全ての商品の効果に疑問が浮かび上がった。
朝日新聞デジタルが報じるところによると、ベランダなどに吊るすと有効成分がすぐに風で吹き飛ばされてしまい、無意味だったという。
措置命令の対象は大日本除虫菊、フマキラー、アース製薬、興和の4社。「虫コナーズ」などの商品名で空間用虫よけ剤を販売している。
玄関やベランダに商品をつるしたり置いたりすると、成分が少しずつ蒸発してユスリカやチョウバエを遠ざける仕組み。各社は「簡単虫よけ」などと商品や広告に表示していた。
しかし、消費者庁が分析すると風通しがよい場所では成分が空気中に残りにくかったという。
効果が確認できなかったのは「風通しのいい場所では…」という限定付きではあるものの、一般家庭のベランダではもはや「全く効果がない」と断言してもよさそうだ。
これに対しネットの反応は…。
線香のような煙も嫌なニオイもなく、外に置いておくだけという気軽な製品を毎年のように買っていた家庭も多いはず。販売元の業者は信頼の高い会社が揃っているために、効果がなかったということを嘆くユーザーも少なくない。
しかし一方でこんな意見も。
このユーザーが実際に効果の薄さを直接感じ取ったかは定かではないが、外に置いておくだけという簡単で便利すぎる製品だったため、ずっと不信感を抱いていたのかもしれない。
「全く虫よけ効果がない」というわけではないので、今後は表記が変わるだけの可能性も。
これからは、商品のパッケージやCMに小さな字で「※一部の場所では効果が限定的になる可能性があります」などと注記が付け加えられて販売が続けられるのだろう。とにかく虫コナーズ系の商品はあまり信頼しないほうがよさそうだ。
【追記13:41】この記事を投稿したnetgeekのFacebookページにこんなコメントが寄せられた。